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女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」1人が怖い!孤独が怖い!
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.17 11:00 最終更新日:2020.10.17 11:00
【宮崎さん、助けて!】
コロナで自宅にいる時間が多くて、いろんなことが不安になります。私は独身なんですが、このままずっと1人だったらどうしようと、老後のことも不安になります。宮崎さんは、今後の人生で不安になったりしませんか?
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【お答えしましょう】
ずーっと不安です!!! 私も離婚当時、一番に思ったのは孤独死でした。
結婚したときは、これで一生寂しくない、寂しさから解放されたと思っていました。1人ではない、必ず誰かがいてくれる安心感が結婚のよさだと・・・。
ところが、結婚したからといって寂しさが埋まることはなく、元夫は結婚後、仕事が忙しくなり(いいことではありますが)、家にいる時間はほとんどなくなりました。
女友達や男友達は、結婚しているからと遠慮して、いつものようなお誘いはなくなりました。仕事も局アナ時代より比べ物にならないくらい少なくて、時間ができたことで、結婚してからが一番孤独を感じるようになりました。
戸籍上、1人ではないという安心感はどこかにあったかと思いますが、結局、離婚・・・。ついに戸籍上も1人になり、このままずっと寂しく生きていくんだな、、、と愛犬アロハと途方に暮れました。
そんな私が一番に救われたことは仕事でした。離婚時期と新しい仕事のスタートが重なり、ラジオと通販番組のレギュラーのために頑張ろうと思えたのです。
そこで感じたことは、仕事って本当にありがたいなっていうことです。
仕事さえあれば、生きていける生活費が稼げます。
仕事さえあれば、つらかった日々を忘れることができます。
仕事さえあれば、人とのふれあいがあり、孤独感に苛まれることもなくなります。
私は仕事に救われました。
とにかく何でもいいから仕事を受けようと思ったのも、家にいて1人でいると、いろんなことを考えてマイナス思考になり、絶対いい方向に向かわないと思ったからです。
結婚当初は、旦那さんを支えて生きていこうと思いましたが、離婚後は誰かのために生きるのではなく、多くの人の役に立てる人になりたいと思うようになりました。それでハーブの勉強をし、資格を取ることにつながりました。
私は、この先の人生どころか、社会人になってから、ずっーとどこかに不安を抱えています。孤独もそうです。たとえ誰かと一緒にいても、その人が先に死んで70歳、80歳で1人になるかもしれない。
いま誰かといても、いずれはわからないし、これから先も、絶対はないのです。だからこそ、いまを大事に生きる、いまを丁寧に生きることを大切にしようと思いました。
仕事は、人をつなげる永遠の家族です。
何年前でしょうか? 私の友人が相談してくれました。不妊治療がつらくてつらくて大変だったそうですが、旦那さんもつらかったのでしょう、他の女性と浮気に走ってしまったそうです。
別れを切り出され、友人は離婚したくなくて、毎日毎日、ただ家にいて、居座っていたそうです。半年くらい経った頃、私に会いに来て、泣きながら、旦那から協議離婚の話を持ちかけられたことを告白してきました。
そこで、私は言いました。
「そんな顔で一緒にいたら、私も別れたいと思うかもしれない。とりあえず、バイトでもいいから働いてみたら? 不妊治療を忘れて、思いっきり外で仕事してみなよ。それと、旦那さんの反応は気にしないで、いつも笑顔で楽しそうにしていたら?」
彼女も私に言われて、初めて自分が旦那さんにどんな顔で、どんな態度を取っていたかをわかったようで、とりあえず、近くのお店で週3回のバイトを始めました。
それから2年後、また連絡が来て会うことになりました。どうしていたかな~とは思っていたのですが、実は、子供が生まれていました。
彼女は、旦那さんにご飯を作るときなど、家でずっと楽しそうにしていたそうです。
バイト代で自分の好きな洋服を買い、美容室やエステに行ったり、旅行もしたり、バイト先でできた新しい友達と映画やカフェでお茶したりしました。旦那さんには家でご飯を食べてもらい、女子会に参加して、自分の時間を楽しんでいました。
すると、旦那さんの態度が少しずつ変わって、休日、家にいるようになったり、一緒にご飯に行こうとか、実家にも盆と正月は一緒に帰ろうとか、いろいろ声をかけてくるようになり、最後、「もう一度だけ不妊治療をやってみないか?」と言ってくれたそうです。
それで、不妊治療を再開してすぐに妊娠し、出産して私に会いに来てくれたのです。本当によかったと思いました!! 自分だったら、浮気している旦那と一緒に笑顔で生活できる自信はありませんが、他人事だから客観的に言えたことではありました。
やっぱり、彼女も仕事に救われたんです。
あのまま家にずっといたら、彼女は旦那の不倫を責め続け、不妊治療してる自分も責め、家庭崩壊だったと思います。それが、外へ出て、責任ある仕事をすることで、自分に自信がつき、旦那さんよりまず自分を大事にできたんだと思います。
お互いが自立した感覚を持てるようになったことで、ストレスが減り、最後に一回やってみようと旦那さんに思わせるほど、魅力的な女性になったんだと思います。
自分に自信がなくなると、人は他人に執着しがちです。そうなると、された方は荷が重くなり、逃げたくなります。では自信を持つにはどうしたらいいかというと、どんなことでもいいので、働くことだと思います。
もちろん、体が不自由で働けない人もいるかもしれませんが、私の友人のひさむくんは、体はまったく動かないですが、目の動きでLINEもするし、YouTubeもやっていますし、インスタもフェイスブックもやっていて、自分からどんどん声をかけて輪を作り、寝たきり社長として立派に頑張っています。
なので、心が健康であれば、何かできることはあると思うんです。五体満足に生まれたのならなおさら、できることはたくさんあります。
健康で仕事ができれば、人間は孤独にならず、社会に貢献することで立派に楽しく生きていけるはずなのです。
考え方次第で、人生はいくらでも変えられます。孤独はいくらでも解消されます。犬がいるだけでも孤独感はなくなりました。この子のために、いい餌を買うためにお母さん頑張るからね!!! と自分に言い聞かせて、仕事しています。
自分から孤独を作らないでくださいね。私も老後のことは心配ですが、とにかく、今は一生懸命働こうと思っています。離婚から5年経って、いつの間にか孤独が怖くなくなってきました。皆さんのおかげですね。感謝です。
●宮崎宣子(みやざきのぶこ)
宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中
※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoで募集しています