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女子アナ日下千帆の「美女は友達」キックボクササイズにはまる社長
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.11.05 16:00 最終更新日:2020.11.05 16:00
女性のキャリアは多種多様。『美女は友達』は、人生を謳歌する女性たちのキャリアインタビューです。
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2016年に女性活躍推進法が施行され、管理職や役員など社会の階段を駆け上がる女性が増えてきました。世の中にパワフルな女性が増え続けた結果なのか、最近では、習い事もジェンダーレスになってきたようです。
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今回ご紹介する美女は、キックボクササイズにはまる派遣会社社長、久野華子さんです。久野さんは、週3回ほど、クラブのような大音量の音楽とイルミネーションのなか、パンチとキックで汗を流し、ストレスを発散しています。
「起業したばかりの頃は、ストレスが多く、3カ月で10キロも体重が増えてしまいましたが、1年前にキックボクササイズを始めてから、7キロの減量に成功しました」
今回お邪魔した女性専用スタジオでは、皆さん、かなり激しくサンドバックを叩き、蹴り上げています。私は体力的に自信ありませんが、通い続ければ、確実に痩せそうです。
大阪府立大学工学部を卒業した久野さんは、大手のカタログ通販会社でWEBマーケッターとして働き始めました。
「女性が働きやすい、制度の整った会社だと思っていましたが、実際に働いてみると、出世している女性は独身や子供がいない方ばかりでした。
みんなが夜遅くまで働く職場で、産後に保育園が決まらず、復帰の目途が立たない先輩が何度も会社に謝りに来ているのを見て、このままでいいのかと疑問を持つようになりました。
3年目に入り、やはり手に職をつけようと決意して退社し、WEBのスクールに通いました。しかし、修了後はすぐに再就職せず、あきらめていたことに挑戦したのです」
2015年の冬、子供の頃からの夢であった世界一周旅行に旅立ちました。この旅行が、久野さんにとって大きな転機となり、起業のきっかけとなりました。
「ニューヨークから南米に下り、世界最南端のウシュアイアに到達しました。そのあと欧州からアジアに移動。1年間で費用は200万円ほどでした」
旅先で世界中から来た旅行者と話をするなかで、日本人である自分がいかに恵まれた存在であるかを実感されたそうです。
「1人のOLが世界一周旅行の費用を捻出できる日本の経済情勢や、パスポートの優位性など、他国の方と話して気づいたことがたくさんありました。世界一周旅行が叶わない国の方々も、みんな、私を応援してくれました」
こうした格差をどうにか解消できないかと考えた久野さんは、さまざまな国の人が、その国の言葉を使って仕事ができるよう、2017年にバイリンガルスタッフの派遣会社を設立したのです。
「起業したての頃は、つらくて毎晩、泣いていました。でも、実績がついてきた現在は、8人のスタッフと1600人の登録者に対する責任を背負って、ストイックに頑張っています」
少しお話ししただけでも、久野さんが相当な努力家だということがわかります。キックボクササイズ以外にも、英語、スペイン語、中国語の勉強に励んでいらっしゃいます。
現在は、コロナの影響でイベントや展示会のお仕事は厳しい状況にありますが、そのような逆境にも負けず、新しい挑戦を続けているそうです。これからも強い意志の力で、次々と目標をクリアされていくことでしょう。
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も
取材協力・MITTNESS銀座店