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女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」イルミネーションはマジックアワー
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.04 16:00 最終更新日:2020.12.04 16:00
2020年も残すところあと4週間。街がイルミネーションで彩られる季節になりました。今年は渋谷の『青の洞窟 SHIBUYA』など開催を見送ったところもあります。ロマンチックで人気がありすぎたゆえ、「三密」を心配しての判断でしょうか。
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でも、自粛が続いている毎日ですから、ときにはイルミネーションでも見上げて、少し明るい気持ちになりたいです。コロナ禍で私たちの生活を支えてくれる医療従事者などエッセンシャルワーカーの方々への感謝を忘れずに持ちながら、この冬の風物詩を楽しんでいます。
用事でよく通る丸の内は、大人っぽく華やかです。19回目の『丸の内イルミネーション2020』 。ブランドショップやおしゃれなレストランが立ち並ぶおよそ1.2kmの丸の内仲通りを中心に、過去最大の約120万球のLEDランプが灯り、130本ほどの街路樹をシャンパンゴールドカラーに染めています。
場所はJRだと有楽町駅と東京駅の間ですが、終日歩行者天国で、いくつかの商業ビル内には趣向を凝らしたツリーなどが飾られ、そぞろ歩きが楽しいです。
イルミネーションが一番美しく煌めいて見えるのは、東京駅中央口交差点と皇居前の和田倉門交差点を結ぶ特例都道である行幸通りから有楽町に向いたところでしょう。
写真を撮るのもここが多分ベストスポット。それを証明するかのように、煌びやかなイルミネーションの中央には、ほぼ10メートル間隔で、ウェディングフォトの前撮りカップルが常に10組前後はいます。
ふだん都民の憩いの場にもなっている行幸通りも人気撮影スポット。東京駅舎のクラシカルな外観をバックに何組もの新婚さんカップルがウェディングフォトの撮影中。見つめあったり、お姫様抱っこをしてみたり、花嫁さんのドレスの長い裾を風になびかせてみたり、街灯にもたれかかったり。皆さん、寒さにも負けず、記念の1枚に集中しています。
時計を見ると、夕方5時30半頃。そうか、写真用語でマジックアワーと呼ばれる日の出や日の入り前後のドラマチックな空の色が現れる時間帯なのですね。
なんだか撮られている様子がとても楽しそうなので、いったいどれくらい費用がかかるのか、ある写真スタジオに電話をしてみました。
借りる衣装の値段によって料金も変わるそうで、一概には言えないようですが、基本料金11万5000円には撮影料金に加え、新郎新婦の衣装、花嫁さんのヘアメイク、約200カットの撮影データが含まれているそう。スタジオと東京駅の往復タクシー代は別料金。見ている限り、撮影スタッフはカメラマン、照明、花嫁さんの介助などなかなかの大所帯で、タクシー1台ではすまなそうです。
それなりの出費は覚悟しないといけないでしょうが、一生に一度のことならよしとする人たちが多いようです。特に、この東京駅と丸の内イルミネーションのロケは大人気。「これからのご予約ですと、ご希望のお日にちをお取りできるかどうかわかりません」とのことでした。
この撮影、結婚するカップル限定なのか? 女子だけ? コスプレは? と矢継ぎ早に質問してみたら、「基本的にはウェディングを対象にしていますので、弊社の衣装をお召しいただきます。コスプレはちょっとお受けできません」と、感じよくご回答いただきました。
どの撮影隊も、正面から見えないように、カップルの背後から照明を当てていましたが、これは2人だけがイルミネーションの中で浮かび上がるように美しく見せる秘訣のようです。スマホの自撮りではなかなかここまでできませんが、丸の内仲通りには現代アートもさりげなく置かれているので、一緒に記念撮影などいかがでしょうか。
私のもう1カ所のオススメは、六本木の東京ミッドタウン『MIDTOWN WINTER MOMENTS(ミッドタウン ウインター モーメンツ)』です。11月からオープンしているアイススケートリンクに加え、プラザエリアからガーデンエリアまで幻想的な世界が広がる体験型のイルミネーション。「冬の散策を楽しむ空間」というだけあり、小さなお子さんを連れた家族が灯りと遊んでいる様子が楽しげです。
このガーデンエリア、夕方5時にパッとイルミネーションが灯ります。やはりマジックアワーの夢の世界。そして、散歩していると草の香りがしてきて、東京のど真ん中にいるとは思えない爽快さです。今年のイルミネーションは、マジックアワーの散歩でいかがでしょうか?
●横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)