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女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」彼のタバコがどうしても許せない

芸能・女子アナ 投稿日:2021.01.23 16:00FLASH編集部

女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」彼のタバコがどうしても許せない

 

【宮崎さん、助けて!】

 

 私の彼氏は、タバコを吸うんです。それ以外は本当に大好きなのに、タバコが嫌いすぎて、彼のことまで嫌いになりそうです。私はどうしたらいいんでしょうか?

 

【お答えしましょう】

 

 私も無理ーーーーーーーー!!!!
 タバコ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 はじめに吸う人ってわかっていたら絶対に付き合わないです。百害あって一利なしだと思っています。

 

 もちろん、タバコが好き同士のカップルは、どうぞ心ゆくまでお吸いになってください。私的には、自分に被害がなければ、まったく問題ありません。ストレス発散のためとか、喫煙者同士の熱い思いがあるのもわかります。

 

 きっと吸いたい理由はいろいろあるかとは思いますが、私は、無理です。

 

 きっぱり最初に言います。その理由は、臭いが苦手で気持ち悪くなるのと、副流煙を吸って健康被害にあいたくないのと、髪の毛・洋服・部屋・寝室・ソファーすべてにその臭いがつくのが嫌なのです。

 

 ぶっちゃけますと、私も20歳の誕生日にメンソールの細いタバコを吸いました・・・苦かった。でも1990年代の最後を生きてきた私としては、タバコはかっこいいものでした。

 

 同級生の男の子はほとんど吸っていたし、大学の教室にも禁煙の文字が書いてあり、廊下は10メートル間隔に大きな灰皿が置いてありました。

 

 大学の教授も、生徒も、喫煙の世界でした。私は文学部でしたが、食堂のカフェテリアをはじめ、常にモクモクしていましたし、サークルでも吸わない人を探すのが難しいくらい、学生のほとんどがタバコを吸っていた時代でした。

 

 私も、その大人の階段を登りたくて、誕生日プレゼントにもらった細いメンソールに挑戦したものの、1箱吸うこともなく断念しました。

 

 吸っている女性は本当に多かったけど、何度も咳き込むし、口の中が苦くて、吸うたびに歯を磨きたくなるし、さらに、吸うたびに歯が黄色くなることを恐れて、、、歯の矯正をしていたので、必ず食後には歯磨きしなくてはならず、ずっと歯磨きばっかりで、お金もかかるし、いいことないじゃん! って思ってしまったのです。

 

 当時のタバコは240円でしたが、240円あれば学食でカレーとほうれん草のおひたしが食べられました。学生にとって、決して安い金額ではありませんでしたし、私にとって、カッコよさ以外の魅力はなく、もーやーめた!!! となりました。

 

 喫煙歴1カ月。しかも3本、ほんの少しだけ吸って終わりです。私の人生でタバコに対するカッコよさを十分味わい、これにて、終了しました。

 

 そして、タバコをやめると(というか、もともと吸っていたに相当しないかもですが)、本当にタバコの煙がダメになりました。

 

 なので、質問者さんの彼氏がタバコを吸うこと自体がダメで、嫌いになりそうなのはわかります。ところで、彼にやめてほしいと伝えましたか?

 

 私の父は、私に小児喘息があることがわかって、どんなに母がやめてほしいと言ってもやめなかったのに、一瞬でやめたそうです。父と母は、お見合い3カ月での結婚だったので、恋愛とかそんなのなかったと言ってましたが、やっぱり大事な子供のためにやめてくれたんだと思います。

 

 そう考えると、もし愛されていて、大事な彼女が、本当にタバコがイヤだったらやめるのではないかと思うんです・・・やめないのかな?

 

 ちなみに、こんなことを聞いたことがあります。結婚するなら、ずっと一緒にいるなら、好きなことがたくさん合うよりも、嫌いなことが合う方が長続きするそうです。

 

 好きな芸能人が同じより、嫌いな芸能人が同じ。好きな習慣が一緒より、嫌いな癖が一緒。その方がお互いに親密感が増すそうです。

 

 たとえば上司の口癖で「まーいいけどね」って最後につけるのをやめてほしいと思っていて、家に帰ってその話をしたとき、「俺も! 俺の上司もそれ言う! あれ、やめてほしいんだよ」って言われたら、やっぱりこの人とは合うなって強く思いそうですよね?

 

 好きな共通点が10個あるより、大きく嫌いな点が1個一緒のほうが、何倍も好きになるそうです。となると、お互いにタバコが苦手な人の方が上手くいく可能性が高いということになります。

 

 私の知り合いの話ですが・・・大好きな人がいて、全然振り向いてもらえなくて、1年間、毎日毎日アタックして、やっと付き合えるようになった人がいました。

 

 彼の顔も声も仕草も、すべて何でも好き! と思っていました。ある日、初めて一夜をともにしたとき、彼の汗の臭いがすごくイヤで、吐き気がしたそうです。

 

 でも、好きなら克服できるはず! と我慢して、我慢して、3回目にやっぱり無理・・・となったのです。

 

 人によってはその臭いが愛おしいと思えるのかもしれないですが、臭いとは細胞レベルで反応しているので、お互いの遺伝子が合わないのか、体が自然に拒絶反応を示して、生理的に無理。。。ダメなものはダメ。。。そして、結局お別れしたそうです。

 

 逆に、第一印象も見た目も特に思うところがなく、もちろんタイプでもなかったのに、何か近づいたときの匂いがいいだけで、この人センスあるかも? オシャレかも? 面白いかも? もっとそばに寄りたいかも? となり、気がついたら一夜をともにしたという話もあるのです。

 

 体臭とはフェロモンともいいますから、合う人と合わない人がいて当然なんですが、結局、すごいダメな苦手なことが1個あると、すべてがダメになる可能性があるということですよね。

 

 逆に、本当にイヤなことが似ていて、いいところがある人に出会ったら逃しちゃいけないのかもしれませんね。

 

 私なら、性格がよくて、思いやりがあって、信頼できて、尊敬もできる人で犬好き。さらにタバコが嫌いで、お酒も苦手で、臭いが平気な人、、、ってことになります(笑)。いるのかな?

 

 服のセンスなんて、私が変えてあげればいいし、話が面白くなくても、安心感があって、楽しさがあればいいし、見た目がちょっとくらいタイプでなくても、毎日見ていたら、、、性格のよさが上回っていたら、そんなの気にならなくなるだろうし、稼いでいなくても、これからお互い頑張れば何とかなるかもしれない。

 

 でも、性格が悪かったら、思いやりがなかったら、信頼できなかったら、尊敬できなかったら・・・たしかにこれは変えられないですもんね。

 

 結論としては、タバコをやめてくれたら、付き合いを続ける。やめなかったら、それ以上に彼を尊敬できるなにか、タバコぐらい、いいよと思えるなにかを見つけておく。

 

 どうしてもダメならあきらめるのも・・・人生は選択の連続ですね。

 

宮崎宣子(みやざきのぶこ)
 宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中

 

※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoで募集しています

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