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女子アナ日下千帆の「美女は友達」元セクシー女優・小室友里さん、いま何を?
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.28 16:00 最終更新日:2021.01.28 16:00
40代以上の男性の多くは、今回ご紹介する美女のお名前を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか? 1990年代に一世を風靡した元セクシー女優の小室友里さんです。
現在は、企業や自治体などで、女性社員の離職率を下げるセクハラ予防の講師やセックスの悩みを解消するカウンセラー「男女コミュニケーション専門家」をされています。
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私が小室さんの存在を初めて知ったのは、1990年代中盤にテレビのワイドショーの密着取材を見たときでした。真剣に撮影に臨む小室さんの姿を見て、セクシー女優さんのお仕事は肉体労働で大変なのだな、という感想を持ちました。
数年後のある日、友人から食事に誘われてお店に行くと、驚いたことに、そこに小室さんが同席されていました。そのときは、さすがセクシー女優、透明感のある妖艶な女性という印象を受けました。
そのようないきさつで、10年以上前から存じ上げていたのですが、今回初めて、なぜ小室さんがAVのお仕事を選ばれたのか詳しく伺うことができました。
神奈川県出身の小室さんは、松田聖子に憧れるアイドル志望の女子高生でした。18歳のときに池袋でスカウトされますが、その事務所が芸能とアダルトどちらも扱っており、当時の社長がAV業界創世記のキャスティング王といわれる方でした。
事務所に行ってみると、「うちはアダルトもやっているよ」とはっきり言われたそうです。アイドル志望とはいえ、歌もダンスも芝居もまったく未経験だった小室さんができるのは、写真に写ることだけでした。
「社長から『グラビアをやってみようか。でも、アイドルのように木漏れ日のなかで、かわいい服を着て撮るのは無理だよ。多少の露出はあるよ』と言われ、水着やランジェリーでの撮影となりました。当時、これは下着ではなく、衣装なのだと考えるようにしていました」
『シュガー』など、当時よくお仕事していた雑誌の名前に由来し、“お菓子系アイドル”と呼ばれて人気を博し、20才のときには、セブ島で撮影した初写真集が出版されました。
このあと、映像のお仕事が始まりますが、一人で撮影できる写真集と違い、ほかの人と共演することに不安はなかったのでしょうか?
「カメラの前に立つことに慣れてきた頃でした。AV女優は、選ばれた子しかできないのだよと言われ、自分はどうなのだろうと考えていました」
実はその頃、専門学校を卒業したばかりだった小室さんは、金融機関の事務職に内定していたため、どちらの道に進むべきか迷っていたそうです。
それから3カ月間、社長と協議を続けましたが、最後は「ビジネスとして考えなさい」という一言が決め手となり、セクシー女優、小室友里が誕生しました。
1996年から1999年までの3年間で、43本の作品に出演。当時は、セクシー女優を3年も続けたらモンスタークラスと言われていたそうです。3年間のトータルの出演料として約4000万円の報酬を得たそうですが、これを聞いて、私は意外に思いました。
小室さんの知名度や、セクシー女優になるために割り切らなければならないことの多さを考えると、ゼロが一つ多くてもいいように思います。そして、このお金は、後にお父様の医療費として使われたそうです。
セクシー女優になることをご両親に相談されたのですか?
「小室友里のグラビアが掲載されている雑誌が、部屋で見つかり、ばれてしまいました。その後、両親とも話し合い、『そこまでやるなら何も言わない、ただ、警察のお世話にだけはならないで』と言われ、了承してもらいました」
1999年にセクシー女優を引退してからは、舞台女優や歌手、ライターなどの活動をされています。そして、昨年からはライバーとして、毎日、ライブ配信を続けているそうです。
「元AVというキャリアがあるからこそ、伝えられることがあるのです。メディアからの性情報はすごく歪曲されていて、悩みを持っている方がたくさんいます。業界に関わった人間として、AVの悪影響を正していきたいと考えています」
頼もしい限りです。性の悩みを抱える若い皆さんは、小室さんに相談してみてはいかがでしょうか? プロの目から見た意外な回答が得られるかもしれません。
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も