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女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」夫への愛情がゼロなんです

芸能・女子アナ 投稿日:2021.02.06 11:00FLASH編集部

女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」夫への愛情がゼロなんです

 

【宮崎さん、助けて!】

 

 私は、50歳の女性です。夫はいますが、まったく愛情はありません。夫が浮気して家を出ると言っても、笑顔で「ありがとう。さようなら」と言えます。むしろ、そんな会話さえ面倒くさいと思ってしまうのです。昔はすごくモテてカッコよかったのに……。宮崎さんは、愛情が冷めたことってありますか?

 

 

【お答えしましょう】

 

 つ、強いですね。きっとこの女性はバリバリ働いていて、夫の稼ぎに頼らずとも生きていけるだけの生活力をお持ちなんだと思います。

 

 恋愛に定年があるのかどうかはわかりませんが、確かに30歳を超えたあたりから、カッコいい! 好き! っていう、脳にときめきホルモンが出なくなっているのは感じます。

 

 小学校のときは足が速い子がモテて、中学生になると不良のトガった子がモテるようになり、高校では頭がいい子がモテて、大学では大人っぽい人がモテて、社会人になったらお金を稼ぐ人がモテる・・・うーん、男性はいつモテて、いつモテなくなるのか。

 

 そう言えば・・・小学生のとき、好きな男の子がいました。その男の子は、優しくて、かっこよくて、何といっても足が速い。勉強はそこまでできないけど、クラスの女の子のほとんどがその子を好きだったと思います。

 

 もちろん、私も好きでした。

 

 当時、『りぼん』というマンガ雑誌が流行っていて、私は毎月楽しみにしていたのですが、その付録にアルファベットのシールが入っていました。

 

 そして、好きな子のイニシャルを学校の机の引き出しの内側に貼るのがブームになったんです。私もその子のイニシャルを貼りました。

 

 みんな、誰がどの子のイニシャルを貼っているのか気になるけど、机の中はプライバシーだから、小学生ながら見られないわけです。

 

 あるとき私は、その男の子が私のイニシャルを貼っているんじゃないかと気になって気になって、、、学校が終わって、みんなが帰ったあと、忘れ物をしたと言って戻り、彼の机の引き出しの内側をこっそり見ようと思ったんです。

 

 1人逆走して教室に戻り、その男の子の机に向かったのですが、物を盗む人のような感覚に襲われ、やっぱり見ちゃいけないと思い、怖くなって帰ったんです。

 

 で、ある日、クラスでいつも女の子の派閥を作っているリーダー格の人が、

 

「〇〇君、私のこと好きみたい。どうしよう」

 

 って言っていて、えーーーーーーーー! と思ったんですが、、、あんな意地悪な女の子のことを好きになるかなと思って、信じなかったんです。

 

 そしたら席替えの日、たまたま〇〇君が机をひっくり返し、引き出しの内側が露わになりました。これはチャンス!!! と思ってすかさず見たら、その意地悪な女の子のイニシャルでした。。。

 

 このとき、男って人を見る目がないな・・・と思ったのを覚えています。当時10歳です(笑)。そして、自分の机の引き出しのイニシャルを剥がし、ぐちゃぐちゃにして捨てました。人生初の失恋です。

 

 その男の子は中学になると不良グループに入ってしまい、まったく私の好みから外れて・・・あんなに好きだったのに、あんなにかっこいいと思っていたのに、永遠に忘れられないと思っていたのに、あっさりと冷めてしまいました。

 

 女の恋愛感情もそうは持たないんだと悟った10歳でした。

 

 それを考えると、、、50歳の質問者さんの恋愛感情がなくなるのも、わりとよくあるパターンかもしれません。

 

 もちろん、恋愛感情が続くパターンもあります。ドキドキからは形が変わりますが、好きっていうより、尊敬、思いやり、愛情、感謝になるんですね。

 

 恋愛がこの4つに変化していくと、歳を重ねても続く気がします。自分が働いていると、私も疲れているし、同じように仕事しているし、稼いでいるしと思うと、旦那さんへの思いやりがなくなりますが(笑)、ちゃんと尊敬、思いやり、愛情、感謝があれば、いい関係は続くでしょう。

 

 子供に対しては無償の愛を与えられても、夫婦になるともともとが他人だからなのか、つい「GIVE & TAKE」で考え、どっちの負担が大きいとか不満が出るみたいです。

 

 そこで、私は恋愛についての考えを改めました。相手が何かしてくれるのを期待するのはやめる・・・です。

 

 期待がすべてをダメにすると思いました。これはやってくれるだろう、なんでこうしてくれないの? となると、全部がうまくいかなくなるのです。

 

 自分がしたいからする。
 自分でやれることはやる。

 

 私は、何度も何度も失敗してここまできています。いま41歳で、50歳まであと少し・・・もし、この歳で恋愛して幸せになれるとしたら、きっと最後の恋? それはわかりませんが、歳を重ねていくと、人を好きになるのは奇跡に近いと思うので、そのときは大事に大事に、冷めないように努力が必要なんだと思います。

 

 でも、もし旦那さんがこの文章を読んでいて、奥さんからいつでも「ありがとう。さようなら」と言われかねないと知ったら気の毒なので、

 

「ありがとう!」は感謝。
「さようなら!」は、モテていた時代にさようなら。これらもよろしくね、のことだと思ってください。

 

 旦那さんからも何か質問が来てほしいです。なんだろう(笑)。

 

宮崎宣子(みやざきのぶこ)
 宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中

 

※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoで募集しています

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