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女子アナ日下千帆の「美女は友達」女性だけで運営する寿司店長
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.01 16:00 最終更新日:2021.04.01 16:00
女性のキャリアは多種多様。『美女は友達』は、人生を謳歌する女性たちのキャリアインタビューです。
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今回ご紹介する美女は、女性スタッフだけで運営する寿司店「なでしこ寿司」店長の千津井由貴さんです。
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千津井さんは、同店にアルバイトで入って社員となり、その後、仕事ぶりが評価され、現在は経営側の業務も任されています。千津井さんが、初めて寿司の奥深さに気づいたのは、寿司店でアルバイトをしていた浪人生時代でした。
「カウンターは板前さんのステージ。同じ握りでも、職人によって見た目も味も微妙に違うのです」
なるほど、次回から心してお寿司をいただくようにいたします。
その後、女子美術大学短期大学部に入学し、テキスタイルを専攻した千津井さんですが、美術で食べていくことは難しいと考え、百貨店に就職。ケーキ販売のお仕事をしていました。
しかし、アートを組み込んだ新分野に挑戦したいという気持ちが強くなり、店内デザインから盛り付けまで、自らのセンスを活かせる寿司職人を目指す決心をしたのです。
とはいえ、男性しかいない寿司職人の世界で、一人前になるには、さまざまな苦労がありました。
「女性寿司職人が少ないのは、技術を学ぶまで、男性ばかりの職場に居続けるのが大変だからだと思います。結婚や出産後も続けることは難しい。
ですので、ここでは寿司スクールも開講し、女性が学びやすい環境を提供しています。寿司を握る技術があれば、海外でも仕事ができます」
千津井さんの夢は、女性の感性を活かした寿司店を世界中に広げること。また技術を学べるスクールを開講し、これまでほぼ男性のみだった寿司職人の世界の扉を、広く女性にも開放していくことです。
「女性同士で仕事をするメリットは、チームとしての連携がスムーズで、それぞれが自ら工夫を凝らしてくれるところです。寿司職人が女性の憧れのお仕事になるよう、頑張っていきたいです」
そしてアーティストらしく、食材の魚にもオリジナリティを求めていらっしゃいます。コロナ禍での休業期間を利用して薬膳インストラクターの資格を取得し、自ら薬膳を調合したえさを与える、栄養価の高い鮭の養殖を始めました。
「北海道にある養殖業者さんの協力を得て、鮭の養殖を始めました。サーモンなら世界中で需要があると考えています。今後、養殖している鮭を缶詰にして海外に出荷していく予定です。今年の秋からは、なでしこ寿司の店舗でも召し上がっていただけます」
女性がカウンターでお寿司を握っているのは初めて見る光景ですが、女性ならではの細やかな気配りやサービスは、一見さんにとって入店しやすさにつながっていくのではないでしょうか?
カウンターのお寿司屋さんに入るのは勇気がいると思っている方も多いでしょうが、千津井さんのような笑顔のかわいい女性に迎えられたら、緊張せずに席につけそうです。
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も