2020年11月上旬、M江さんはY子さんから相談を受けた。
「妊娠検査薬で調べたら、陽性だったと。それ以前から、山本さんはY子に『養ってあげる』とか『いつ結婚する?』とか、甘い言葉を囁いていたそうですが、Y子は本気にしていませんでした。でも、妊娠となれば話は別です。
Y子はすぐに山本さんに電話したそうですが、『堕ろして』とそっけなく言われただけだったと落ち込んでいました」(M江さん)
山本とY子さんは電話で何度も言い合いになり、山本は暴言を吐くこともあったという。そして、Y子さんから友人たちに送られたLINE画面には、“逆ギレ” して、「産むなら役者やめるよ」と暗に中絶を求めるなど、山本の混乱ぶりが表われていた。
《一生うらむから》
《世間にはバレたくない。》
《でも、定期的にはあいたい》
《デキ婚なんて、イメージわりいし。》
《なんで、わがままいうん?》
《産むなら結婚する》
《でも、Y子に関してはなんの気持ちも湧かなくなるよ。》
「Y子は、山本さんの仕事を心から応援していました。YouTubeチャンネルを立ち上げるときも、構想を熱心に話してくれるのが、とても好きだと話していました。山本さんは、そんな彼女の気持ちを利用して、子供を堕ろすよう、何度も懇願したのです。
Y子は大学生ですし、当初はすごく動揺していましたが、次第に『産む』という思いが強くなったようでした」(M江さん)
山本とY子さんは、毎日のように電話をして、さらに直接会って話し合った。産むことを決心したY子さんの意志の固さに、11月下旬には山本は折れて、一方的にいくつかの条件を出してきたという。
「条件は、
(1)今後、お互いの恋愛には干渉しない
(2)養育費を支払う
(3)子供には会わせてもらう
ということでした。養育費の金額は決めておらず、書類も交わしていないそうです」(M江さん)
2人は今も連絡はとっているが、すでに恋人としての関係は終わっているという。本誌は、Y子さんの自宅近くで本人を直撃した。身長150cmくらいの小柄で、まだ20歳相応のあどけなさが残るY子さん。だが、おなかは服の上からも、ふっくらして見えた。
ーー山本さんとのお子さんは順調に育っていますか?
「はい。でも、私からは何も言えないんです」
友人たちによると、出産予定は夏ごろで、現在は妊娠6カ月ほど。山本の認知を受けていないので、母子手帳の父親の欄は空白だったという。
「山本さんは養育費を払うそうですが、これまでも態度を変えたり、口だけのこともあったので、Y子は信じていいのか悩んでいます」(M江さん)
Y子さんとの交際や妊娠、LINEメッセージの意図や出産予定の子供について山本の所属事務所に問い合わせたが、期日までに回答はなかった。
「まずは生まれてくる子供にしっかり向きあってほしい」ーーY子さんは、そう願っているという。
(週刊FLASH 2021年4月20日号)