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女子アナ日下千帆の「美女は友達」世界の下着事情に精通するランジェリー・コンシェルジュ

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.22 16:00 最終更新日:2021.04.22 16:00

女子アナ日下千帆の「美女は友達」世界の下着事情に精通するランジェリー・コンシェルジュ

山田さん(左)と日下アナ

 

 女性のキャリアは多種多様。『美女は友達』は、人生を謳歌する女性たちのキャリアインタビューです。

 

 

 本当におしゃれな人は、見えないところにまで気を遣うと言われますが、今回ご紹介する美女は、学生時代から毎月5万円ほどを下着に費やしてきた、シルキースタイルCEOの山田奈央子さんです。

 

 

 お父様が石油プラントのエンジニアでいらした関係で、3歳から6歳までをサウジアラビアで過ごすなど、豊富な海外経験を持つ山田さん。

 

 小さい頃からさまざまな国の方に囲まれた環境にいたため、常に世界における日本人の立ち位置や、女性にとっての自己表現の方法を意識しながら育ってきました。

 

「自分は女性としてどう生きたいのか、どう自己表現していくのかなど、いろいろと考えて行きついたのが下着だったのです。

 

 海外では下着に対する考え方が違っていて、見えないところまで自己主張できるものとされています。そして、国ごとに女性の下着事情が異なることもわかりました。

 

 たとえば、外でお洒落できないぶん、サウジアラビアの女性の下着はとにかく派手です。逆にイタリアは、ワイヤーなしのナチュラル志向。日本と韓国は寄せて上げるなど、文化や体形によって好まれる下着が異なります」

 

世界を旅した学生時代

 

 学生の頃、稼いだバイト代はすべて旅行と下着に使い、各国の下着を買い集めたそうです。当然、就職活動では、最大手の下着メーカーにエントリーしました。

 

「受かる気しかしませんでした(笑)。面接で、これまでの知見を活かしたマーケティング戦略を論じて、無事、内定をいただきました。入社後は、新入社員としては異例の企画開発の部署へ配属されました」

 

 2006年、社員は自分一人だけという事業部でルームウェアの新ブランドを立ち上げました。そこで、初めての記者会見を成功させ、独立してブランドをつくる自信がついたそうです。

 

「当時、流行り始めたブログで、ペンネームを使って下着情報を発信したところ、さまざまな雑誌から取材依頼を受け、女性誌の下着記事の監修まで頼まれるようになりました。その後、出版のお話もいただいたのですが、会社員としては難しかったため、2006年に退社しました」

 

 退社後は、上智大学時代に知り合った友人をビジネスパートナーとして法人を立ち上げ、女性の心と体に寄り添う商品の開発に尽力。そして昨年、クラウドファンディングで作った資金を元手に、念願の温活ショーツを誕生させたのです。

 

 2020年10月に発売開始したこのショーツは、目標達成率3400%越えとなり、2カ月で1000万円以上を販売。デパートのイベントでも頻繁に在庫切れを起こすほどの人気となりました。

 

「冷えなど女性の不調は、下着のゴムで鼠径部が締めつけられていることが原因の一つだとわかりました。温活ショーツでは、ゴムを使わずレースを重ねて締めつけをなくし、子宮を冷やさないように蓄熱素材を使用しています」

 

 実際に私も着用してみましたが、下着のゴムによるかゆみから解放される快適なショーツです。

 

「女性の心と体に寄り添える社会にするため、6月にはフェムテック(女性特有の悩みを解決するテクノロジー)関係の協会を立ち上げる予定です。女性ならではのつらさを我慢せず、ポジティブな選択肢や向き合い方を共有することで、女性はもちろん、周囲の男性もハッピーになる社会を目指したいと考えております」

 

 現在は、素材にこだわった生理用吸収型ショーツを開発中。女性の健康と快適さを念頭にデザインされた機能性下着は、女性活躍推進の強い味方になりそうです。

 


日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

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