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フリーアナ花崎阿弓の「テレビ裏口日記」バラエティに台本はあるの?
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.01 16:00 最終更新日:2021.05.01 16:00
ドラマや舞台には台本があります。情報番組やニュースも原稿があって、それに沿って進行が進んでいきます。
では、バラエティはどうなっているでしょうか。
バラエティに台本があるかと聞かれることは多いのですが、私は「ざっくりした台本しかありません」とお答えしています。
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自分が持っているエピソードでどういった話をするのか、VTRはどんなものが流れるのか、流れが書かれた進行台本や打ち合わせはあります。
でも、誰かになりきって演じるような台本のセリフはほとんどありません。話さなければならないインフォメーションや、VTRフリのコントのようなものは覚える必要がありますが、ほとんどは臨機応変にエピソードトークしていくことが多いです。
どの番組にも優秀な演出家さんや放送作家さんがいらっしゃるので、どんなポジションで番組に起用していただいたのか、意図は聞きますが、たいていは出演者さんの持ち味を生かしてくれます。
以前、有田哲平さんと大橋未歩さんがMCを務めていた『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)という番組に出演させていただきました。
MCの方々は出演者がどんなトークを持っているのか、台本を読みながら話題を振っていきます。出演者さんのコメントに対し、有田哲平さんはとても絶妙な返しをされますが、それは決まったセリフや台本があるというより、有田さんのお言葉で発していらっしゃいます。
私自身も何か演じたり嘘をついたりすることなく、等身大で話してきました。バラエティ番組では、一度嘘をつくと会話の流れがおかしくなることもあるので「嘘はNG」とお願いされます。嘘をついたりヤラセをしたりすると、タレント生命の危機に陥りますし、番組自体にも迷惑をかけてしまいます。
バラエティは、臨機応変! タレントさんの等身大と等身大がぶつかりあって、けっして予測どおりにいかない現場です。そうして、出演者のエピソードを盛り込んで収録されたものが編集され、厳しいチェックのもと放送されていくのです。