人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)最終回の視聴率が20.8%となった。
新垣結衣演じる森山みくりと星野源演じる津崎平匡は、「契約結婚」を交わし、“従業員”と“雇用主”として生活をともにし、お互いの距離を縮めてきた。2人が織りなす“ムズキュン”ストーリーに視聴者が夢中になったのだ。
10月11日の第1話から、平均視聴率10.2%と2ケタ発進。その後、同局の火曜ドラマ枠歴代最高視聴率を更新し続けている。
「11月29日放送の第8話で16.1%の高視聴率を記録したかと思えば、翌週12月6日の第9話でも16.9%とさらに上昇。そしてこの日、総合視聴率30.0%を叩き出したんです。総合視聴率というのは、リアルタイムで見た人と、7日以内に録画で見た人を合計し、重複分を差し引いた視聴率のこと。この秋からビデオリサーチ社が発表を始めたばかりの新指標で、従来の視聴率が放送翌営業日に発表されるのに対し、総合視聴率は放送から9日後に発表されます」(テレビ局関係者)
同社の発表によると、6日放送の『逃げ恥』の録画視聴率は17.5%だったそう。
「同じ10月クールのドラマでは、11月24日放送の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第7話が、一足早く総合視聴率30.1%と大台超えを達成していました。ともにファンが多い作品なので、最終的にどちらがより高い総合視聴率を樹立するのか、関係者の間でも話題になっています」(同)
当初はTBS関係者でさえ、『逃げ恥』がここまでヒットするとは見越してなかったと言われるが、突然のフィーバーぶりに、撮影中には新垣にこんな異変も見られたという。
「深夜に撮影が終わり、また翌日には早朝から撮影がスタートするのですが、あるタイミングから化粧をしたまま現場入りするようになったんです。どうやらほとんど寝るヒマがなく、メイクを落とす余裕もないまま、翌日、現場入りするようになったみたいです。そして、メイクの途中はずっと仮眠を取っていた。新垣が寝る間も惜しんで頑張ったことが、大ヒットに繋がった要因といえるでしょう」(週刊誌記者)
一説には『逃げ恥』第2弾も計画が進んでいるという。再び“ムズキュン”を見たい人は多いはずだ。
(覆面芸能ライター・黒崎健二)