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女子アナ日下千帆の「美女は友達」大島紬の伝統を継承する着付け講師

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.08.26 16:00 最終更新日:2021.08.26 16:00

女子アナ日下千帆の「美女は友達」大島紬の伝統を継承する着付け講師

日下アナ(左)と椎野さん

 

 女性のキャリアは多種多様。「美女は友達」は、人生を謳歌する女性たちのキャリアインタビューです。

 

 

 和服の似合う女性は、その上品な立ち居振る舞いから、同性の目にも魅力的に映ります。

 

 昨夏に続き、この夏も花火大会の開催が少なく、残念ながら浴衣を楽しむ機会が減っていますが、着付けの方法を忘れないように、一度プロに学んでみるのはいかがでしょうか?

 

 

 今回、ご紹介する美女は、大島紬の伝統を継承する着付け講師、椎野睦美さんです。

 

 お会いするときはいつも素晴らしい着物をお召しになっていらっしゃいます。それもそのはず、母方のご親族は、代々、大島紬の製作をされている職人だそうです。

 

「小さい頃から、普通の家庭とは違う環境にありました。お正月は美容院で日本髪を結ってもらい、昔の人のように高枕で寝ていました。十三参りの頃から、ちょっとした外出は、ほとんど大島紬で出かけておりました」

 

 大島紬と言えば高価な着物の代表というイメージですが、実際、おいくらくらいするのでしょうか?

 

「数百万円から数千万円もするものまでございます。なかには博物館級の着物もあるのですよ。1300年前から伝わる伝統工芸品の大島紬は、奄美大島を発祥の地とする織物で、丁寧な手作業工程を積み重ねて作り上げます。

 

 藍泥大島、茶泥大島、草木泥染め大島などがありますが、大島紬の絣(かすり)の技術は世界唯一の方法で、フランスのゴブラン織り、イランのペルシャ絨毯と並ぶ、世界三大織物の一つと言われています。

 

 しかし、生産工程が大変な大島紬は価格も上がってしまうため、近年、需要が少なくなってしまいました。それにともない、後継者も減っています」

 

 東京・江東区出身の椎野さんは、鈴乃屋着物学院を卒業後、OLと着付け講師のダブルワークで活躍されていました。当時は、モデルクラブや芸能事務所からスカウトされることも多かったそうです。

 

「あるとき、美空ひばりさんの最初のマネージャーだった方に声をかけていただき、ボイストレーニングに誘われました。行ってみると、演歌歌手の方が歌っていらしたのですが、歌が苦手なので、逃げ帰ってまいりました(笑)」

 

 その後、専業主婦を経て、2013年、着物着付け教室を開校。現在は、恵比寿、谷中、中野、祐天寺、海外はアメリカのロサンゼルスにも教室を構えています。

 

 また、今年1月には大島紬の受注販売を始めました。現在、レンタル着物のサブスクサービスを企画中だそうです。

 

「以前、イギリスで『着物を持っているよ』という方が見せてきたのが、チャイナドレスでショックを受けたことがありました。これからは着物のみならず、歌舞伎や相撲などあらゆる日本の伝統文化や工芸品を海外に発信していきたいと考えております」

 

 大和撫子代表の椎野さんでしたら、世界中どこへ行かれても日本女性の品格と美しさを印象づけてくれることでしょう。

 

日下千帆(くさかちほ)

 

1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

 

取材協力/銀座 飛雁閣

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