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2代目ひょうきんアナ寺田理恵子、60代の人生サポーター目指す/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.11.25 16:00 最終更新日:2021.11.25 16:00

2代目ひょうきんアナ寺田理恵子、60代の人生サポーター目指す/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

日下アナ(左)と寺田アナ

 

 中学生の頃、毎週土曜日の夜に必ず見ていた人気番組がありました。1981年5月から始まった『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)です。ビートたけしさんや明石家さんまさん、山田邦子さんら、お笑い界のスターが多数出演する豪華な番組でした。

 

 今回ご紹介する美女は、ひょうきん族ファンにとって憧れのマドンナだった、2代目ひょうきんアナの寺田理恵子さんです。

 

 

 寺田さんは、東京女学館から聖心女子大学という絵に描いたようなお嬢様コースを経て、1984年、フジテレビに入社されました。

 

 フォーリーブスの大ファンだった小学生の頃、司会になれば彼らに会えると考えたのが、アナウンサーを目指すきっかけだったそうです。

 

 高校時代には、北公次さん主演のドラマ『ぼくは女学生』の相手役に応募しましたが、残念ながら、相手役を射止めたのは、大竹しのぶさんでした。

 

 しかし、フジテレビの入社試験では、面接で露木茂アナの目にとまり、難関を突破。人事部から内定を知らせる電話がかかってくるも、両親ともに、騙されているのではないかと思っていたそうです。

 

「面接の原稿読みでは、鬼灯(ほおずき)という漢字が読めず、露木さんに笑われてしまいました。「この原稿に書いてあること、意味わかる?」と聞かれ、正直に「わかりません」とお答えしました(笑)」

 

 同期には、川端健嗣アナ、三竹映子アナ、吉崎典子アナ、吉沢孝明アナがいらっしゃいます。

 

「私以外の4人は、本試験前におこなわれていたマスコミセミナーで選ばれた優秀な方々でした。

 

 みんなが6月からレギュラー番組に出演するなか、私一人が1年間お茶くみを続けていました。

 

 7月に先輩の山村美智子アナのピンチヒッターとして、ひょうきん族に出演したのがデビューです」

 

 翌年4月、山村アナの退社後、2代目ひょうきんアナに抜擢され、番組内の名物コーナー「ひょうきんベストテン」のアシスタントを担当するようになりました。

 

 アイドル級のキュートなルックスから、あっという間に人気アナウンサーとして不動の地位を築きました。

 

 テレビで見ていると楽しそうなバラエティ番組ですが、アシスタントとして参加するアナウンサーには、細やかな気遣いが要求されます。

 

「プロデューサーの横沢彪さんからは、番組全体を見るように指示されていました。MCが気持ちよく番組を進め、ゲストの気分がほぐれるよう、常に気を配りました。

 

 ゲストに抱きつかれたときは、蹴飛ばせと言われましたが、局アナという立場上、できませんでした。『オレたちひょうきん族』では、ネタの途中に割り込まないよう、とくに気をつけていました」

 

 1989年にフジテレビを寿退社し、その後は、TBSの情報番組『ビッグモーニング』のMCやテレビ朝日のニュース番組『Jチャンネル』のリポーターなどを担当。

 

 2000年からの専業主婦時代には、趣味の洋裁を生かし、レッスンバッグを手作りできないお母さんたちのために、オーダーを受け付けてネット販売していました。

 

「PCの横にミシンが置いてあり、洋服も自分で作れます。手作り品は、1年で100件以上のオーダーがありました。自分の作品が世に出ることが楽しかったのです」

 

 10年以上、専業主婦として子育てや介護を中心とした生活を送られていましたが、2014年、生島ヒロシさんと再会し、アナウンサーの仕事に復帰します。

 

 現在は、朗読講座やアナウンススクールの講師を務めるほか、認知症の理解を深めるための講演会や高齢者の方々が楽しめる場作りのボランティア活動をされています。

 

 今年9月に、著書『「毎日音読」で人生を変える 活力が出る・若くなる・美しくなる』を出版され、すでに4刷が決定しました。

 

「この本は、発声・滑舌・音読練習を中心とした実用書だと考えています。実は、自分で企画書を書いて出版社に売り込みに行きました」

 

 アナウンサー、ライター、朗読ボランティアに認知症サポーターと、現在もさまざまな分野でご活躍の寺田さんですが、今後の夢は何でしょうか?

 

「60代以降の方に生き生きと過ごせる場を提供したいと考えております。60代で目標や生き甲斐を失ってしまう方がたくさんいらっしゃいます。

 

 また、女性は介護に追われている方も多いでしょう。やりたいことがある幸せを感じていただける場をつくりたいです。まだ妄想の域ですが……」

 

 アナウンサーのセカンドキャリアもさまざまですが、年齢に合わせて活躍の場を上手にシフトしている寺田さん。素敵な先輩をお手本にさせていただきます。

 

■夢を実現させるための3カ条

(1)時間がなくてできないのではなく、やる気がないだけ
(2)目標を定めたら、スモールステップで達成していこう
(3)自分の夢を人に伝えよう

 

日下千帆(くさかちほ)

1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

 

( SmartFLASH )

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