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若者からの流行発信を支援する「Z世代」メンター/女子アナ日下千帆の「美女は友達」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.03.31 16:00 最終更新日:2022.03.31 16:00
1990年代半ばから2005年くらいまでに生まれたデジタルネイティブたちを「Z世代」と呼ぶそうです。彼らの傾向としては、真面目で慎重。社会問題への関心が高い。テレビや新聞などオールドメディア離れが顕著で、情報収集はネットがメイン。ブランドにこだわらず、自分の価値観を重視するなどがあげられます。
今回ご紹介する美女は、毎月200人ものZ世代から話を聞いているSHIBUYA109 lab. 所長の長田麻衣さん。スタイル抜群のインスタ映え美女です。
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東京・目黒区で生まれ育った長田さんは、小学校から大学まで女子校で学んだお嬢様。子供の頃になりたかった職業は、お菓子をいっぱい売っているキオスクの店員だったそうです。
学習院女子大学・国際文化交流学部時代には、十二単の着付けや茶道、民俗学を学んでいました。
就活時には、広くさまざまな業種と関われる仕事として広告代理店やマーケティング会社を中心に受験し、2014年、「ネオマーケティング」に入社。玩具メーカーの商品開発をサポートするため、子守を手伝いながら、お母さんたちのインタビューを担当していました。
そこで3年ほど勤めましたが、部分的なマーケティングではなく、初めから終わりまで関わりたいという気持ちが強くなり、2017年、設立されたばかりの「SHIBUYA109エンタテイメント」に転職します。
入社後は、リサーチのため、SHIBUYA109の館内で、毎月100人の若者にインタビューしていました。また、40周年リニューアルのタイミングでは、収集したデータを活かし、若者の意見をとりいれた共用部のデザイン等にも携わっています。
2018年5月、「SHIBUYA109 lab.」が設立された頃から、長田さんは、Z世代のメンターとしてメディアで注目されるようになりました。
「ある日、『トレンドに関するリサーチを外部に販売したいから何か考えて』と言われたので、『私が所長やっていいですか?』と社長に掛け合いました(笑)」
これまでの実績が買われ、めでたく所長に就任。現在は、『ひるおび!』(TBS系)に出演し(隔週月曜)、Z世代の意見を世の中に伝えています。
「毎月200人のZ世代と会っていますから、私が日本で一番Z世代を知っていると言っても過言ではないかも(笑)。
SNSにハマる彼らのために、館内にインスタ映えスポットを作りました。Z世代は、SDGsにも関心が高いので、収穫時に捨てられてしまうバナナの茎を糸にしたバナナクロスを使ったトートバッグを企画し、販売しています」
冒頭の写真で長田さんが掛けているのが、若者たちのアイデアで作ったバナナバックです。ほかにも、古着の楽しみ方をテーマにした動画も制作中だそうです。
活動的なZ世代にリーチしたい企業も多く、コロナ禍で旅行需要が低迷しているホテル業界とのコラボもしました。
推し色ドリンク、推し活ができるプロジェクター、かわいいパジャマのレンタル、インスタ映えする風船デコレーションなどなど、Z世代女子の好みを凝縮させた部屋が人気となり、ホテルの稼働率を大きく回復させたそうです。
「情報過多の時代を生きるZ世代は、誤解されることも多いですが、失敗を恐れるあまり行動を躊躇するような繊細で真面目な人たちです。物を欲しがるより、ストーリー性を重視するZ世代の目線を伝えていきたいです」
Z世代のメンター、長田さんの活躍は、これからが本番です。
■Z世代と向き合う大人のための3カ条
(1)生の声をたくさん聞く!
データを見て知った気にならず、1人でもいいのでZ世代の人と話す機会を設けてください。若者に人気のスポットに行ってみるのもおススメです。
(2)同じ目線で向き合う
上から目線で決めつけず、持ちあげてへりくだることなく、Z世代と同じ目線で向き合うことで見えてくる実態があります。
(3)個に目を向ける
部下としてZ世代が入社してくる方もいらっしゃると思いますが、「今の若者は~」とひとくくりにして決めつけず、個に目を向けてサポートしてあげてください!
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も
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