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満開の芝桜の向こうに富士山、隣にはピーターラビット/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芸能・女子アナ 投稿日:2022.05.06 16:00FLASH編集部

満開の芝桜の向こうに富士山、隣にはピーターラビット/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芝桜と富士山

 

 富士山麓、山梨県南都留郡の「富士本栖湖リゾート」で、約50万株の色鮮やかな芝桜が一面を埋めつくす「富士芝桜まつり」が開催中です(5月29日まで)。

 

 芝桜は長い間楽しめる花ですが、まさに今、ピンクと白の芝桜が満開です。そして、日本全国、芝桜の名所は数あれど、ここの芝桜を特別なものにしているのが、目の前にそびえる残雪の富士山との神々しいコラボレーションです!

 

 

 ゴールデンウィーク最後の週末はお天気もよさそう。息をのむような絶景に、今年のまつりのスローガン「こころに、ピンクのしあわせ。」を感じていただけるはずです。

 

 カップルやファミリーで来ても、あるいは、ひとりで写真撮影に来ても、とことん楽しめる工夫があちこちに凝らされています。

 

 おまつり会場のオープンは、ゴールデンウィーク中は朝7時。その後も、まつり期間中は8時と、早朝から美しい景観を楽しめます。「映える」スポット満載で、しかも、富士山との競演を満喫するなら、人の少ない時間に行きたいという希望に応えたものでしょう。

 

 眺望もいろいろな角度から堪能できます。

 

 富士山と芝桜の絨毯を地上3.8mの高さから俯瞰できる撮影スポット「展望広場」もあれば、ドアを開けると、富士山と一面ピンクの世界に入り込んだかのような写真が撮れる「幸せの黄色い扉」も人気です。

 

 扉の脇には、スマホ片手に撮影待ちの長い列ができていましたが、順番が来ると、それぞれポーズを取り、みなさん楽しそうでした。

 

 インドネシアのご家族で、日本に26年も住んでいる方も遊びに来ていました。清々しい自然のなかでゆっくり散策できる特別な場所だと仰っていましたが、古今東西、美しさは人を惹きつけます。

 

 ところで今年から、会場内に「ピーターラビット」の絵本の世界が楽しめるイングリッシュガーデンがオープンしました。ピーターラビットをはじめ、物語のキャラクターたちとの共演が楽しめます。

 

 芝桜のシーズンだけでなく、もっと長い季節楽しめるように、約350種の草木や花々を植えているそうです。カフェやショップ、ギャラリーもできたので、芝桜を見て写真を撮ったら、ハイ移動! ではなく、庭園で1日ゆっくり過ごせるようになりました。

 

 今年は『ピーターラビットのおはなし』が誕生して120年。英国の作家ビアトリクス・ポターが、病気で寝込んだ幼い男の子のため、ペットのうさぎをモデルとして描いた絵手紙に始まるピーターラビットの物語のファンは多いでしょう。

 

 おりしも、オリジナル原画などで物語の背景やその世界観を紹介する「出版120周年 ピーターラビット展」が世田谷美術館で開催されています(6月19日まで)。美術館を見てからこちらの庭園を訪れれば、ピーターラビットの世界をさらに深く楽しめることでしょう。

 

 庭園のデザイン監修を手がけたイギリス人ガーデンデザイナーのマーク・チャップマンさんにお話を伺うことができました。

 

 マークさんは英国リンカンシャー出身で、ランドスケープから個人邸まで手がける実力派。長野県「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」をはじめ、日本各地でプロジェクトを手がけていますが、この富士山のふもとは、白馬のように冬に雪が植物を覆ってしまうところよりも寒く、自然環境が厳しいのだそうです。

 

「この環境はまさにピーターラビットたちが暮らしていた英国の湖水地方に似ていますから、白樺を植えたり、野イチゴを植えたりしました。ぜひ、ピーターラビットの世界観を感じていただきたいと思います。

 

 でも、今年はまだガーデンがオープンしたばかり。植えた木も植物も庭園もベイビー(笑)。毎年お越しいただいて、庭の成長も一緒に見守っていただきたいと考えています」

 

 マークさんの一押しは、庭園の真ん中にある小高いマウンド。高さを変えて設られたベンチに腰を下ろして、富士山とガーデンの景色を違う角度から楽しめますので、ぜひお試しを。

 

 そして、オタマジャクシが放されている池はかわいいハート型をしています。まだベイビーなので(笑)、数年のうちに「映え」スポットになるかもしれません――週末は、富士山と芝桜とピーターラビットで楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

横井弘海(よこいひろみ)
 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

 

( SmartFLASH )

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