芸能・女子アナ
TBS昼の顔『ゴゴスマ』石井亮次アナ “誰からも好かれる会話”の原点は「ガソリンスタンドのアルバイト」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.24 16:00 最終更新日:2022.06.24 16:00
「おはようございます! 今日はよろしくお願いします」
Tシャツと黒のパンツと黒縁メガネ。ラフなスタイルで廊下を歩いてきた石井亮次(45)は、本誌記者に気がつくと、大きな声と笑顔で挨拶をしてくれた。
「これ、どうぞ。もしよかったらこれで僕の本をご購入いただけると。1000円分のクオカードなんで、足りないぶんは自腹でお願いします(笑)」
笑いながら、定価1500円の著書の表紙がプリントされたクオカードを手渡される。
「モノを渡すのは早いほうがいいと思っているんですよね」
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石井がメインMCを務める平日午後のワイドショー『ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜』(CBCテレビ・TBS系)。2013年4月1日から東海地区のローカル番組としてスタートし、2015年からは関東地区にも放送が拡大。10年めを迎えた今年は、同時間帯の視聴率でトップを走り続けてきた『ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)を上回る日もある。今回、大躍進の立役者である石井の奮闘ぶりに密着した。
石井が局に入るのは毎朝7時30分。これは2020年3月にフリーになっても変わらず、CBCの局アナだったころとまったく同じだという。
8時には会議が始まり、その日に扱うネタ候補を40〜50分ほどで選定。9時からの会議では、そのネタごとにどんなボードフリップを作るかを打ち合わせる。
石井は会議中、その日の新聞をチェック。赤ペンで「○△□」で大きく囲んでいく。
「○は大事、△は使うかも、□は後で読む、という感じで記事を切り取り、ファイルに分けて鞄に入れておきます。そうすると時間が空いたときすぐに読めるし、ネタの整理にもなりますからね」
10時からは楽屋に戻ってネタの下調べ、10時30分からはOA(オンエアー)進行確認会議で、番組全体の流れを確認する。11時に再び楽屋に戻り、着替えとメイクをすませると、テレビでニュースを見ながら慌ただしく昼食を食べる。12時15分からボード・フリップ会議で、『ゴゴスマ』名物のボードと原稿を確認しながら読み合わせ。13時35分からコメンテーターを含めた出演者全体で打ち合わせをしたら、13時55分から放送開始だ。
この間、何度もおこなわれる会議で議論が行き詰まると、石井はものまねをしたりダジャレを言って笑わせたりと、その場をなごませて空気を変えていた。
放送開始時から石井とともに番組を支える、増子淳一チーフプロデューサーは、石井の魅力についてこう話す。
「石井さんは “気のいいあんちゃん” 。大物コメンテーターにもスタッフにも分け隔てなく接してくれるんです。コメンテーターの一人が『石井さんのよさは “なめられ力” 。石井さんの前だからしゃべれる、石井さんだったらこれを言っても大丈夫だろうとまわりに思わせてしまう』と話していたんです。確かに、自分で話しやすい空気を作り出し、そこにうまくまわりを巻き込んでいく力は天才的だと思います」