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盛り上がりすぎて入店もできない!浅草横丁で幻のはしご酒/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.12 17:36 最終更新日:2022.08.13 11:42

盛り上がりすぎて入店もできない!浅草横丁で幻のはしご酒/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

浴衣で行きたくなる浅草横丁

 

 とびきりの猛暑です。でも、暑さもなんのその、町を行けば、楽しく飲み歩いている人も多いですね。

 

 私も先日、東京・浅草にある東京楽天地浅草ビルに7月オープンしたばかりの「浅草横町」に行ってみました。

 

 日本の祭り文化と食文化を紐づけて世界に発信するというコンセプトで、にぎやかな装飾や看板にあふれた飲食店が7店舗。焼き鳥から寿司、うなぎや韓国料理、多国籍料理などが集結しています。

 

 

 この「浅草横町」は、毎日、大道芸人が飲みの場を盛り上げ、週末は店内を「よさこい」「阿波踊り」「盆踊り」などの各団体が参加するという、お祭りを前面に出した趣向。

 

 同じビルにテナントで入っているユニクロまで店内のBGMを祭りばやしにしていました。もうビル全体が浅草の夏祭りです。

 

 平場の舞台では、「ドンパン節」というかなりガチでにぎやかな民謡を、イケメン演歌歌手のお兄さんと三味線の2人組が披露していました。

 

 すでにファンの心をとらえているようで、うちわを唄のリズムに合わせて振っている女性たちも少なくありません。

 

 横町のにぎわいに、店に入れずウロウロしていると、ギター片手に出番を待っていた「流し」のタクトくんと目が合いました。

 

「流しなんてまだあるのですね?」と尋ねると、「僕は人を楽しませるのが大好きなんです。もともとはシンガーソングライターで、流しはエンターテイメントの極地だと思っています」と笑顔で仰いました。

 

 週に1度、横町に集まるお客さんのリクエストに応じて、自分のオリジナルソングの「どうぶつ知りたいソング」を披露しているのだそう。

 

 エンターテイメントと食が集まるこの「浅草横町」の人気の秘密は、「インスタ映えする近未来とレトロが融合」ではないかと、流しながら感じる印象を話してくれました。

 

 結局、その日は入店をあきらめ、昼間ならもう少しすいているかしらと思い、先日、再び出かけてみました。すると、浴衣姿はじめお洒落をした若い女子が席を埋めつくしていました。

 

「浅草横町」には、浴衣で祭りが楽しめるレンタル着物屋さんもありますが、デートであれ、女子会であれ、みなさん、とにかくきれいなのが印象的。

 

 飲食やおしゃべりもそこそこに、スマホでポーズ撮影や物撮りも楽しそう。インスタグラムには実際、たくさんの「浅草横町」が載っています。そして……、またお店に入ることはできませんでした。

 

 帰り道、通称「煮込み通り」と呼ばれる「浅草ホッピー通り」やオープンエアの立ち飲みバーなどで、汗をだらだら流しながら昼から一杯やっている方々のわきを通ってきました。  

 

 ホッピー通りのカジュアルさも悪くないけれど、「浅草横町」のキラキラ感は魅力的です。次回こそ、ぜひお店に入って秘密を探りたいと思います。

 

 さて、次々に個性的なビルが建つ渋谷にも、新しい横町があります。2020年6月にグランドオープンした宮下公園の「ミヤシタ・パーク」内にできた「渋谷横丁」。

 

 全長100メートル、敷地面積1000㎡、総席数は店内1200席、テラス300席の計1500席。全国の郷土料理を中心にバラエティ豊かな19店舗が、24時間年中無休で営業です。

 

 1日中、人通りの絶えない宮下公園ですが、午後はさすがに暑さを敬遠してか、私が出かけた日はテラスではなく、涼しい店内のみに客が入っていました。

 

 打合せ? 勉強? そんな目的にも現代の横町は使われているという印象です。そして、昼飲みも「渋谷横丁」なら、スマートに見えました。

 

 渋谷といえば、渋谷駅近くの細い道に、戦後からにぎわっていた「のんべい横丁」があります。大好きだった焼き鳥屋が閉店して以来、私自身は横丁から遠ざかっていましたが、「渋谷横丁」のレトロな店構えや小さなカウンターを覗いたら、昔の楽しい横町体験がよみがえってきました。

 

 みなさんは、お好きな横町がありますか? 個性あふれる横町の共通点は、気楽にワイワイ楽しめること。新しい横町でもお気に入りのお店を見つけたいものです。

 

横井弘海(よこいひろみ)
 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

 

( SmartFLASH )

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