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ガンダムの歌い手が、ミセスコンテストで圧勝した「好感度アップ」の秘策/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.19 16:00 最終更新日:2023.02.20 02:14
仕事やプライベートの人間関係がうまくいかず、悩んでいる方はいらっしゃいませんか? 配慮が足りないのか、コミュ障なのかと自分を責めるのは時間の無駄。まずは行動してみましょう。
今回は、「ミズ・ワールドユニバーサル」の日本代表となった歌手・有坂美香さんに、愛されるコミュニケーション術を教えていただきました。
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有坂さんは、神奈川県鎌倉市出身。15歳で渡米し、高校からの10年間をアメリカで過ごしました。ボストンにあるバークリー音楽大学では、本場仕込みのボーカルパフォーマンスを身につけました。
帰国後は、地元・鎌倉でゴスペルを歌うグループを立ちあげ、教会などでコンサートを開くかたわら、有名アーティストのバックコーラスやレコーディングに参加。2010年、歌手のオリビア・ニュートン=ジョンが来日したときは、バックコーラスとして音楽番組に出演しています。
また、アニメソングの歌い手でもあり、『無限のリヴァイアス』(テレビ東京系、1999~2000年)、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(TBS系、2004~2005年)、『十二国記』(NHK、2002~2003年)などで挿入歌を担当。
これまで歌を教えた生徒さんは、20年でのべ1万人を超え、なかには超有名アーティストや人気アイドルグループもいるそうです。
――昨年、初めてコンテストに出場されたそうですが、何がきっかけだったのですか?
「ずっと音楽の世界にいたのですが、コロナ禍をきっかけに、まったく違う分野でも頑張ってみたいという思いから、コンテストに応募しました。
それまでなんの興味もなかったのですが、音楽業界以外の方に出会いたいという気持ちがありましたし、高校・大学をアメリカで過ごしているので、世界に通用する人間になりたいという思いもありました。
そして、コンテストに出場した結果、予想以上にたくさんの賞をいただきました。
『社会貢献とインナービューティーをテーマにしたコンテスト、ミセス・インターナショナル&ミズ・ファビュラス2022』世界大会では、準グランプリ部門で3位入賞のほか、一般のお客様からの人気投票1位、『コンジニアリティ』1位を受賞しました。
『コンジニアリティ』とは、最も親切で楽しかった人に贈られる賞で、ミスとミセスの両方で1位になれました。この賞は、出場者からの投票で決まるので、仲間から選んでいただいたことを、たいへん嬉しく思っています」
――『コンジニアリティ』とは、日本語でいえば『好感度抜群』といったところですね。ライバルからも愛されるには、どうすればいいのでしょうか?
「はい。人は名前で呼ばれると、自分を覚えてくれたのだなと嬉しくなります。日本大会、世界大会ともに、コンテストの出場者全員の名前、出身地などの情報を事前に覚え、初めて話しかけたときから名前で呼ぶようにしました。プライベートでも仕事でも、まずは共通の話題を探すようにしています」
―― それは素晴らしいですね。いつごろから実践されているのですか?
「アメリカ留学時代、大学の受付の女性が、一度しか会ったことのない学生も名前で呼んでいるのを見て感動したんです。それ以来、私も実践しています。
音楽のツアーでも、スタッフ1人1人を名前で呼べば、相手も嬉しい気持ちになると思います。よいコミュニケーションのために、とても大切なことだと思っています」
――ほかにコミュニケーションに重要な要素はありますか?
「声を使う職業以外の方は気づきにくいかもしれませんが、声もコミュニケーションの大切なツールなんですよ。スキンケアを毎日するように声もケアしていただきたいです。
そして、これからは歌だけでなく、ビジネスで必要となるプレゼン向けの発声法や、スピーチに役立つ振る舞いなども教えていきたいです」
ライバルも認める有坂さんのコミュニケーション術を実践すれば、人間関係がスムーズになるのは間違いなさそうです。
■愛されるコミュニケーションのための3カ条
(1)相手を名前で呼ぶことで、個人として興味を持っている意思をみせる
言葉の壁があっても、コミュニケーションをあきらめなければ気持ちは伝わります。名前と誕生日も覚えるようにしましょう。ただ、これには努力が必要です。
(2)相手が常にウェルカムされているように感じるよう心がける
人は何を話したかより、自分がどう迎え入れられたかなど、全体の印象を覚えていることが多いと思います。相手のことをたくさん話してもらえるような質問をして、共通の会話をひろげていきます。
(3)相手のいいところを見つけて笑顔で褒めていく
相手の素敵な部分や変化をみつけ、言葉にして伝えていきます。
取材協力/カラオケ館(上野本店)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も
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