スマホを片手に車に乗り込む、ひとりのイケメン。愛車のイケイケぶりと比べて、持ち主は、どこか思いつめた表情をしている――。
《この度、弊社所属の俳優・村上虹郎は、2023年5月からTHEATER MILANO-Zaにて上演される舞台「エヴァンゲリオン・ビヨンド」に出演予定でしたが、心身の不調により舞台関係者の方々と協議させて頂き、降板をさせて頂く事になりました。直前での降板となり、舞台を楽しみにして下さっていたお客様、関係者の皆様には心よりお詫び申し上げます。
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村上虹郎は、少しの間休養期間を頂き、回復に努めさせていただきます。》
俳優の村上虹郎が、心身の不調により休養に入ることを所属事務所が発表したのは、3月15日のこと。本誌は2021年8月、村上が自宅から、オシャレな旧車のクラウンを自ら運転し、ボイストレーニングに行く姿を目撃している。丁寧な運転でレッスン場所に到着すると、みっちり2時間以上にわたってトレーニング。気になるのは、終始、表情が晴れなかったことだった。
「彼は真面目すぎるんですよ。ひとつのことにとらわれると、ずっとそれを考え込んでしまうタイプ。友人は多いのですが、自分から甘えたりするようなタイプじゃないですから」(芸能記者)
今回の休養発表前から、映画『東京リベンジャーズ2』の撮影現場をドタキャンし、アフレコにも現れないなど、トラブルを抱えていたという村上。自宅から出られないほど深刻な状況だという。
「飲みすぎて寝坊するとか、そういうタイプじゃありませんから、本当に心身ともに限界だったのでしょう」(前出・芸能記者)
俳優の村上淳と、ミュージシャンのUAとの間に生まれた虹郎は、第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、俳優として高い評価を得て、順風満帆なキャリアを歩んできた。しかし、父の淳は息子の“2世俳優”として受けるプレッシャーについて、2022年1月、本誌にこう語っている。
「2世俳優としての現状から、どうするかを数手先までしっかりと考えないといけない。今後、役者としての心構えというか、注意して誠実さを持ち、どの現場にも取り組んでいかないと、つぶれるかもしれない」
父の不安が的中してしまった、ということだろうか。
「すでに俳優としての地位は確立しているわけですから、『回復しました』となれば、いくらでもオファーはやってくるはず。焦らずにゆっくりと休養してほしいですね」(映画業界関係者)
愛車でドライブに行ける日が、早く来るといいのだが……。
( SmartFLASH )