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宮田愛萌、日向坂46卒業して和歌モチーフの恋愛小説を出版「妄想力には自信あります!」/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.02 16:00 最終更新日:2023.04.02 16:00

宮田愛萌、日向坂46卒業して和歌モチーフの恋愛小説を出版「妄想力には自信あります!」/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」

日下アナ(左)と宮田愛萌

 

 誰もが変化に適応できる能力を求められる時代、アイドルだって負けてはいません。昨年12月までステージで歌って踊っていた国民的アイドルグループの一員が、今年2月には作家に転身し、大学時代に学んでいた万葉集の和歌をモチーフにした恋愛小説を出版しました。

 

 今回は、日向坂46卒業して、デビュー小説『きらきらし』(新潮社)を出版したばかりの宮田愛萌さんにお話を伺いました。

 

 

 東京都出身。2020年、國學院大學文学部日本文学科を卒業。2017年、けやき坂46に合格し、2期生としてデビュー。2019年2月、グループ名が日向坂46に変更となり、2022年12月にアイドル活動を終了。現在は作家として活動中です。

 

――アイドルを目指したきっかけは?

 

「アイドルを目指していたわけではないのですが、ちょうど大学に入ったタイミングでけやき坂46のオーディションがあることを知ったので、楽しそうだし、チャンスだと思って受けてみました」

 

――けやき坂2期生のオーディションは、さぞかし倍率が高かったのではないでしょうか?

 

「倍率は、約1500倍だったそうです」

 

――アイドル時代に楽しかったことは?

 

「ファンとの交流が楽しかったです。趣味の話をしているうちに、古典好きになってくれたファンもいて、『國學院大學に合格しました』なんてメッセージをいただいたこともあります」

 

――初小説で、なぜ万葉集の和歌をモチーフにしようと思われたのですか?

 

「子供の頃から本を読むのが好きで、小学生のときには源氏物語や枕草子を読んでいました。国語や古典の成績もよかったので、もっと文学を学びたいと思い、高校1年生の頃から國學院大學の日文を目指すと決めていました。

 

 高校3年生のとき、大学のオープンキャンパスの体験授業に参加してみたところ、万葉集が教材として使われていたのです。

 

 それ以前は、数文字でいったい何がわかるの、なんて和歌に対して否定的な意見を持っていたんです。ところが、その授業をきっかけに、31文字の深いところにある物語を読み解くことが楽しいと思うようになりました」

 

――本に出てくる登場人物やストーリーは、実際の友人の話など周りで起きていることからヒントを得ているのですか?

 

「いいえ。私は友人から恋愛相談をされないタイプなので、まったくの妄想です。妄想力には自信があります(笑)。特に人間の感情を書いていきたいですね。それが色濃く出るのがラブストーリーだと思います」

 

――好きな作家は?

 

「千早茜さんや江國香織さんです。このおふたりのような、綺麗な文章を書きたいです」

 

――この先も作家として活動を続けていかれるのですか?

 

「はい。できれば書き続けたいです。これからも本に関わるお仕事をしていきたいと考えています」

 

――アイドル活動も続けます?

 

「いえ。アイドルとしての私は十分見せたから、もういいかなと思っています。実は、歌は最初から違うなと思っていました(笑)。それに運動神経も体力もないので、ダンスも得意ではないのです」

 

――2冊めの構想はもうできていますか?

 

「まだまったくないです。1冊めの感想をいただけたら、次を考えていきたいです。すでにセルフ二次創作を書いていますが、5000通くらいリクエストが来れば、オンラインで公開するかもしれません」

 

――読者へのメッセージはありますか?

 

「古典の面白さが伝わると嬉しいです。昔の人も同じ人間ですから、昔の和歌だって現代のストーリーに置き換えることができるのです。あと、写真も衣装選びなどに力を入れていますので、じっくり見ていただきたいです」

 

■古典を楽しむ3カ条

 

(1)文法にとらわれ過ぎない
(2)古典の登場人物も私たちと同じ人間だと認識する
(3)正解を決めつけず、可能性を探って自由に楽しむ

 

スタイリスト:北川沙耶香
ヘアメイク:田村直子(GiGGLE)
衣装協力:SANSeLF

日下千帆

1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

( SmartFLASH )

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