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初めてのソロキャンプ!これだけは揃えたい役立ちグッズ(7)/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.26 16:00 最終更新日:2023.09.02 22:47
東京の猛暑を逃れ、キャンプに行くことになりました。
「ソログルキャン」、つまり友人と一緒にキャンプに行って、食事などは一緒にするけれど、寝るのはそれぞれのテントというパターンです。
キャンプは、中学の学校行事以来、経験がありません。
ただ、BS-TBSで放送中の『ヒロシのぼっちキャンプ』は、Eddie Vedderが歌う番組主題歌「Guaranteed」がお気に入りで、毎週見ています。
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タレントとしていち早くソロキャンプを始めたヒロシさんが、ワイルドに、あまり頑張らずにキャンプを楽しんでいる様子をテレビで見ながら、自分もキャンプをしたつもりになっています。
しかし、いざ本当にキャンプするとなると、見ているだけとは大違い! 同行する友人がある程度準備してくれたとしても、自分では何をもっていったらいいかすらわかりません。
そこで、新宿にある有名な「アウトドアの聖地」に行ってみました。アルペンアウトドアーズフラッグシップストア 新宿店。都内最大級、有名ブランドからキャンプ好き垂涎のブランドまで約240種類、およそ7万点が2つのフロアーに展開されています。
テントの試し張りもできる広さで、店内はもちろん、ウッドデッキにもテントがところ狭しと並んでいて、居ながらにしてキャンプ気分にひたれます。
寝袋にテント、たき火、あかり、ダイニングの調理器具など、キャンプのシーン別にこだわり商品が提案されていました。コロナ禍を経ても、自然の中で身近な人たちだけでゆっくり過ごせるキャンプは相変わらず人気で、楽しみ方も格段に広がっていることが感じられます。
店内に相談カウンターがあったので、「これからキャンプに行くので、最低限必要なものを教えてください」とお願いしました。
対応してくれたのは、飯村雄希さん。ひとりでも仲間とでも、休日はキャンプというエキスパートです。「焚き火の揺らぎが見たくて、寒い季節に限らず、夏でも火をおこしています。火を見ながら、ひとりでボーっとする時間が欲しいので、ソロキャンプも好きです」とおっしゃいます。
なるほど! やはりキャンプと言えば、まずは火をおこしてバーベキューをしたり、火を囲んで集ったりするものですよね。
まずは3万から5万円する「焚き火台」が目に飛び込んできました。和風の柄が彫られた直径40cmくらいの鉄の台の中でたき火をして、その柄の隙間からもれるあかりを楽しむのだとか。そこまでこだわるのは中級から上級のキャンパーが多いそうですが、これもキャンプの醍醐味かと、妙に感心しました。
しかし、初心者にはそもそも薪で火がつくかどうかが問題です。まずはそこから教えてもらいました。
「キャンプでは『火を育てる』のも楽しみです。ファイヤースターターで火をつけて、火がついたら、その上にバトニング(ナイフで薪を割ること)で細かくした木切れやフェザースティック(木の棒を薄く削って羽毛のようにしたもの)を乗せ、火が安定してきたら、薪を投入します」と飯村さん。
着火には、「ファイヤーライター」というマッチをするように火をつけるグッズが人気です。この商品は8分間燃え続けるので、初心者でも、あわてずゆっくりと火をつけられるのです。そして、「あれば便利」ということで、伸縮して種火にフーフー息を送れる「火吹き棒」も購入。
「火を育てる人は『バトニング』ができるナイフにもこだわります」とのことです。薪は細いほど着火しやすくなるので、そのためのナイフも各種あるわけです。
ただ、見るからにごついので、ここは料理の具材を切るのに向き、安心して持ち運びできる折りたたみ式ナイフをチョイス。
これからの季節、キャンパーは、火がうまく育った後はおでんや熱燗も楽しむそう。たき火で暖を取りつつ、料理もできる「焚き火台」でも、コンパクトに持ち運べるタイプが出ています。鍋や熱燗セットは入荷するとすぐに売れてしまいますが、ふだんも使える用具として提案しているメーカーも多いそうです。
米を炊くお釜にこだわる人もいますが、女子にはホットサンドメーカーが人気だそう。キャンプとひとくちに言っても、こだわりは人それぞれで侮れません。
バーベキューをするなら、調味料も重要なアイテム。塩コショウだけではいまひとつ物足りないのか、さまざまな調味料がありました。
定番は「ほりにし」のアウトドアスパイス。和歌山県のアウトドアショップ「Orange(オレンジ)」が開発した、肉・魚・野菜などにひとふりするだけで美味しく食べられるという万能調味料です。数ある種類から「ほりにし×マーシー監修 レモン風味」という爽やか系を選びました。家庭の調味料としても人気があるそうです。
さて、キャンプと言えばテント。最近は「TCテント」というポリエステルとコットンの混紡素材で作られたテントがいちばん人気のオススメだそう。結露しにくく、遮光性が高く、ポリエステルテントに比べて火に強いのが魅力です。
ポリエステルのテントを持っている人が多いようですが、最近は女性でも簡単に組み立てられるようになっているので、むしろ持ち運びをどうするか考えたほうがいいようです。
シュラフ(寝袋)も同様。コンパクトに収まるグースダウン製を選ぶか、ポリエステルが入って、少しかさ張るけれども丸洗いできるほうを選ぶか。
今回はテントとシュラフは友人に借りることにしましたが、夜は手元に灯りがあったほうがいいと思い、自立も、ひっかけることもできるランプを求めました。
会計を待っているとき、「オニヤンマ君」というトンボの形をした虫除けが目に入りました。身につけていれば、蚊やハチ、アブなどが寄ってこない優れもので、瞬く間に類似品が多数出たんだとか。こちらは迷うことなく即買いしました。なお、虫除けは夜も安心の「金鳥プレシャワーDF ミスト」も購入しました。
数あるなかから何をチョイスするか、これもキャンプに行く前の楽しみに違いありません。今後、自分なりに最高のソロキャンを実現したいと考えています。
さて、勇んで出かけたのは千葉県夷隅郡にある「しげキャン」という人気のキャンプ場。トイレやシャワーが清潔で、なんとサウナもありました。
飯村さんのアドバイスで購入したグッズがどれも役立ったのは言うまでもありません。
背の高い森の木々と小さな川に囲まれたキャンプ場で、パチパチとはじける焚き火の音、秋の訪れを感じる虫の音、そして、見上げた夜空に瞬く星明り――キャンプ体験の詳細はまたいつかご紹介できたらと思いますが、これから涼しくなったら、ソロキャンにハマってしまいそうです。
【初心者におすすめ・絶対買っておきたいキャンプグッズ(7)】
(1)着火用マッチ「ファイヤーライター」
(2)フーフー息を送る「火吹き棒」
(3)折りたたみ式ナイフ
(4)「ほりにし」のアウトドアスパイス
(5)自立もひっかけることもできるランプ
(6)虫除け「オニヤンマ君」
(7)虫除け「プレシャワーDF ミスト」
取材協力・しげきゃん
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)
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