芸能・女子アナ芸能・女子アナ

『ブラタモリ』箱根では段取り無視のタモリに呆然

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.09.09 16:00 最終更新日:2017.09.09 16:00

『ブラタモリ』箱根では段取り無視のタモリに呆然

 

 本誌読者に大人気のテレビ番組『ブラタモリ』(NHK)。2017年5月13日に放送された「鉄壁! 箱根の関所はなぜ破れない!?」の回に出演した案内人に裏側を語ってもらった。

「タモリさんは、事前に場所やテーマを聞かされていないんですよ。直前になって『箱根です』とだけ聞かされてこちらに来られたようです」

 

 こう語るのは番組に案内人として出演した箱根関所所長の大和田公一氏。

 

 箱根の関所がいかに鉄壁の守りを誇ったのかを検証する収録だったが、ロケの冒頭でタモリは「鉄壁のイメージはまったくありませんね」と断言。

 

「これまでに読まれた歴史小説などから、わりと簡単に関所破りができると思っていたようでした。これから半日がかりのロケで鉄壁ぶりを案内して回る予定なのに、いきなり否定されて『なにを言い出すんだタモリさん』と内心びっくりしましたよ」

 

 と、タモリの自由な発言にヒヤヒヤしっぱなしだったと振り返る。江戸時代の資料に基づき忠実に再現された関所を見て回り、その難攻不落ぶりに納得したタモリだったが……。

 

「ふと『関所を通らずに大回りで箱根を迂回したらいいじゃないか』と言いだしたんです。じつはロケの後半で箱根関所の周辺の集落に出向いて、迂回の対策も万全だという収録をする予定だったんですよ。ロケ前半で言いだしちゃうもんだから、私は『それは後半でお話ししますから』と返すのが精いっぱいでした」

 

 大和田氏は、タモリの先読み力に舌を巻くばかりだったという。

 

 この回の視聴率は16.2%で、歴代2位の高視聴率をマーク。放送のあった5月以降の来場者は、前年比で20~30%の伸びを記録し、ブラタモリ効果を実感していると大和田氏は話す。

 

「地形の模型を見ただけで、断層が走っていることに気づいたり、私が説明する以上のことをわかりやすく解説してしまうタモリさんの知識と話術はさすがですね。

 

 アナウンサーの近江(友里恵)さんには、江戸から抜けようとする出女役になってもらったり、お2人の軽妙なやり取りで箱根関所の魅力を伝えてくれたおかげと、感謝しています」
(週刊FLASH 2017年8月22日・29日合併号)

もっと見る

今、あなたにおすすめの記事

芸能・女子アナ一覧をもっと見る