11月13日放送の『氣志團 綾小路翔のオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)にて、氣志團の綾小路翔が千葉県木更津市のPR大使に選ばれたことを発表した。
「全然世の中のどこにも出ていないですけど、先月、この活動を始めて20年経って、やっと、千葉県木更津市のPR大使に選ばれました。
『どのタイミングで言っていただいても結構ですので』ってあっさりした(もので)……コメントだけ取りに来られて『このたび、就任しました』って」
氣志團は1997年に木更津で結成され、常に “木更津愛” を持って活動してきた。
2002年にはドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS系)にゲスト出演し、2003年には4万人集めたライブ「氣志團万博」を開催。2010年にはアルバム『木更津グラフィティ』を発売するなど、とにかく木更津にこだわって活動してきた。
それだけではない。氣志團は2012年以降、毎年9月に近隣の袖ケ浦市で「氣志團万博」を開催しているのだが、ファンの間ではライブ前後に木更津市の氣志團ゆかりの場所に “聖地巡礼” するのが恒例化している。歌詞に登場する「中の島大橋」などを多くのファンが訪問、木更津市の知名度向上に寄与してきた。
だが、実は綾小路は木更津市出身ではなく、隣の君津市出身だ。今回のラジオでも、君津市出身のリスナーからの手紙に「もろウチの地元です」と語っていた。
それでもなお、氣志團の結成の地である木更津を大切にしてきた功績が認められ、PR大使に就任したのだ。
かつて朝日新聞のインタビューで
《こういう(ヤンキーの)風体でやってますと、インパクトがある分、興味を持ってもらえる一方で、生理的に受け付けない方も少なくないわけで。地元の方々にも「木更津に変なイメージがついた」と言われることもあり、弊害もあるのだなと感じました。最近、少しずつ理解してもらい始めたとは思うんですけど。》(朝日新聞、2016年1月1日)
と葛藤も語っていた綾小路。今後、どのように木更津を盛り上げていくのか、注目だ。