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M-1ルール変更で『トイレにも行けない』芸人たちの阿鼻叫喚

芸能・女子アナ 投稿日:2017.11.21 16:00FLASH編集部

M-1ルール変更で『トイレにも行けない』芸人たちの阿鼻叫喚

 

 11月14日、漫才の日本一を決める大会「M-1グランプリ2017」の決勝進出者が発表された。

 

 主催者も「M-1史上、比較にできないくらい激戦だった。審査も紛糾した」と語っており、事実、過去のファイナリスト経験者たちが何組も準々決勝で敗退している。

 

 そんななか、12月3日の決勝戦へ出場するコンビはジャルジャル、かまいたち、カミナリ、マヂカルラブリー、ミキ、さや香、とろサーモン、和牛、ゆにばーすの9組に、準決勝で敗退したコンビで行われる敗者復活戦の勝者を加えた、計10組。

 

 彼らが壇上に上がり、MCを務めたNONSTYLEとともに、なごやかに意気込みを語っていたのだが、今年から導入された新ルールが発表され、雰囲気は一変。

 

 これまでは、決勝進出コンビが決まると同時にネタを披露する順番の抽選が行われてきたが、今回から新ルール「笑神籤(えみくじ)」が導入されることが発表され、出場芸人たちは大きな衝撃を受けていた。

 

 例年、決勝戦の当日には、ネタ披露順が決定していた。漫才のネタは水物であり、出る順番やその前後のコンビの性質によって、見る側の印象は大きく変わってしまう。そのため、順番に合わせたネタを用意するのが一般的だったのだが、新ルールではその戦い方は不可能となってしまう。

 

 新ルール「笑神籤(えみくじ)」の概要はこうだ。

 

 決勝戦の生放送当日、番組開始に先立って敗者復活戦を行い、番組の冒頭で敗者復活組を発表。出場する10組が出そろったら順番を決めるのだが、MCがくじを引き、名前が出たコンビがそのままネタを披露するという流れだ。

 

 出場者にとっては、自分の出番がいつやってくるのかわからないシステムで、常に緊張感が高い状態で待機することになってしまうのだ。

 

 この新情報を受けた出場者たちは、どよめきながら隣の芸人と話し始め、進行が滞る事態になり、MCのNONSTYLE・石田明が「すごいですね。ホンマに(漫画の)『カイジ』みたいに『ざわざわ』ってなることってあるんですね」と茶化しながらも驚いていた。

 

 ジャルジャルの福徳秀介は、頭を抱えながら「マジかよ……めっちゃ緊張するやん……」とMCからも拾われないほど小さな声でぼやいていた。
 

 昨年は準優勝だった和牛の水田信二も「いや……こわいですよ。だって、何番かっていうのを考えて、ネタ合わせしとこうかって考えるんで。極端な話、うんちしてたら出番終わってる可能性もあるわけですよね?」と困惑。

 

 順番を決めるくじは当日のMCが引くと聞き、とろサーモンの久保田和靖は「え、こっちは(抽選のくじを)引かれへんの? なんで自分の人生を他人に決められなあかんねん!?」と怒りを露わにしていた。

 

 ボケながら和気あいあいとしていた冒頭からは考えられないほど、新ルール発表後は、それぞれの素のリアクションが飛び交っていた。
 本番では、笑いの神は誰に微笑むのだろうか。

 

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