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M-1優勝を狙う「ゆにばーす」漫才を愛しすぎる男と顔面サギ女のコンビ芸能・女子アナ 2017.12.03

M-1優勝を狙う「ゆにばーす」漫才を愛しすぎる男と顔面サギ女のコンビ

 

 本日放送の漫才の祭典「M-1グランプリ 2017」。史上最多の6組が初出場となっているが、そのうち1組は今大会唯一の男女コンビ「ゆにばーす」だ。

 

 コンビ結成は2013年。ボケ担当の女性・はらは、インスタグラムで自撮り写真をアップしているのだが、メイクにより別人のような美人に見えるため、その “サギ写メ” 術がテレビでも紹介されている。

 

 その他にも顔芸を得意としており、元阪神タイガースの久保田智之や千鳥のノブのモノマネなどのネタを持つ。過去に劇場で「浅野忠信に似てる」と発言したところ、たまたま客席に座っていた浅野本人が「似ている」と認め、偶然、公認を受けるという幸運もあり、“持っている” 芸人といえるだろう。

 

 そんな顔のポテンシャルに興味を持った、ツッコミ担当の川瀬名人がはらを誘ったことでコンビ結成に至る。

 

 

 ゆにばーすの魅力は見た目のインパクトだけではない。コンビ結成早々に漫才コンクール「THE MANZAI」で認定漫才師に選ばれ、3年でルミネtheよしもとで単独ライブを開催するなど、腕を磨いてきた。

 

 最近は地上波番組でも徐々に露出が増えてきたゆにばーすだが、特に注目を浴びたのは、キャラが濃いボケのはらではなく、ツッコミの川瀬だった。

 

 その理由は、「漫才に熱すぎる」こと。「漫才がブレるからバラエティ番組には出たくない。M-1で優勝したら引退する」と公言。

 

 ひねくれ者の出演者が多い人気番組『ゴッドタン』では、その姿勢が面白がられて、「トガりすぎてヤバイ若手」といじられてしまう。

 

「今日も本当は(この番組に)出たくなかったんですけど、マネージャーに騙されて来た」と、若手なら誰もが出たい有名番組に出演しながらも、本意ではないと語る姿が話題に。マネージャーを取材したところ、これは事実だというから、このトガり具合は本心のようだ。この回では「M-1グランプリは青春だ」と、コンテストを甲子園、自身を高校球児に例え、その熱意を語っていた。

 

 その回の評判がよかったのか、後日「ゆにばーす 川瀬名人で30分」という、番組では異例の、ひとりでまるまる一回分の企画が放送されたほど。その回では、尊敬していたコンビ・三四郎がブレイクし、バラエティ番組への出演が増えたことで、漫才のクオリティが落ちたと話していた。

 

「ゴールデンに進出していき、かわいげのあるキャラになっていった。と同時に、やはり漫才の面白さというものが失われていく悲しさ。で、相方の相田さんがおもんないみたいないじりされて、おもんないヤツといじられるヤツの漫才を僕は見たくなかった」(川瀬名人)

 

 しかし、テレビでの露出を増やしたいと考える芸人が多いなかで、歯に衣着せぬ独特の言動に目をつけられてしまう。『本能Z』では、相方のはらを差し置いて、東野幸治、今田耕司、雨上がり決死隊といった大先輩からさんざんいじられた挙句、東野からは「いい意味で生理的に好きになれない」と言われてしまう始末。

 

 こうした先輩からの辛辣な意見にもまったくひるまずに言い返すことで、さらに面白がられ、後日の放送回でもロケに呼ばれていた。

 

 

 尖った姿勢で注目を浴びたゆにばーすだが、漫才への熱意は本物だ。はら曰く、川瀬名人は衣装ケースに先輩芸人のステッカーを貼り、倒したと思ったコンビのステッカーにバツ印を付けていっているという。

 

 また、M-1グランプリのために、ネタを披露し審査員から講評を受けるというイベントを開催。本番を想定し、様々な意見を求めた。

 

 このイベントで審査員を務めたひとりに話を聞いた。M-1初代ファイナリストで、著書に『芸人迷子』を持つ、元ハリガネロックのユウキロックは、ゆにばーすがM-1準決勝で披露したネタをこう評価している。

 

「ゆにばーすは男女ネタをあまりやってなかったが、今回はそれを使い、しかも恋愛ネタではない2人にしか出来ないネタに仕上げました。また、川瀬名人のツッコミは人によっては怖いと感じるが、ネタのシチュエーション設定が『怒っても仕方ない』と感じさせた。このふたつがうまく合わさった最高のネタを完成させたと思います」(ユウキロック)

 

 実力者から絶賛されながらも慢心しない。決勝進出が決まった後も、本番に向けて客前でネタを調整するために「出させていただけるライブありませんでしょうか? この非常時の日曜に休んでられません」と、貪欲に出る場所を探すツイート。出演するライブの開演前には、街頭で熱心に客の呼び込みをする姿も見受けられた。まさに人事を尽くす力の入れようだ。

 

 

「M-1は青春」と豪語する川瀬名人とはらのふたりは、決勝直前に、どのような心境なのか。仕事の合間に、短いながらも話を聞くことが出来た。

 

 ウェブサイト「ケータイよしもと」のコラムでもよく漫才論を語るなど、技術的な分析も欠かさない川瀬。今回、決勝まで進出できた要因をどのように分析しているのかと聞くと「自分の努力だと思います」と豪語する。ユウキロックのネタの分析についても、「その通りかな、と思います」(川瀬名人)、「川瀬の計算通りですね」(はら)と、戦略に自信を覗かせる。

 

 はらは、昨年まで、川瀬の漫才への意識の高さと立ち振舞についていけなかったという。「昨年までは練習ではなく、パワハラ、モラハラだった」と不満だったが、今年は川瀬の考え方に一定の理解を示している様子。

 

「緻密に計画を立てて、努力をすることで結果を出すという姿を目の当たりにして。計算することも大事なのかな、と思うようになりました」(はら)

 

『ゴッドタン』『本能Z』などで、先輩に臆することなく立ち向かったことについて、川瀬は「いや、あんな辛辣なこと言われたら、誰だって言い返すでしょう?」とのこと。真っ当な意見を言ったのが、ウケてしまっただけのようだ。

 

「漫才に懸けている」と言い過ぎることで、笑いへのハードルが上がってしまうのでは? という心配に対しては「……でも、この取材も記事に上がるんですよね? これでまたハードルが上がりますよね」と皮肉を言われてしまう。

 

 川瀬名人は過去に10カ月ホームレスだったことがあり、その経験をコラムに綴っている。また、実家の借金は10億と語ったこともあり、そのハングリー精神がM-1優勝への意欲につながっているのかと思いきや、「一切関係ありません」と一蹴。あくまで漫才への熱意が勝っているようで、あるインタビューでは、優勝賞金の使い方について「栄誉のみを追い求めてきたので、一銭もいらない。全部はらさんにあげたい」と語るほど。

 

 かねてM-1で優勝したら引退と公言するが、ついに決勝進出。今日優勝したら、本当に引退するのか?

 

「3月いっぱいまではすでに入ってる仕事をして、そのあとは世界遺産めぐりをしたいと思っています。まあ、本当に優勝したらですけど」(川瀬名人)

 

 後輩たちからは「引退は嘘では?」と言われているようだが、どうやら本当に引退を考えている様子。これについて相方のはらは「昔からずっと、いまも戸惑ってます……」と、コンビ間でのすり合わせはなかなかできていないようだ。はたして、見事優勝して引退してしまうのだろうか?
(写真・文/森祐介)

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