有吉弘行とさんまに共通する「キャラを作るな」のアドバイス

　芸能界の荒波で生きていくために、キャラや資格を身につける人々がいる。しかし、資格をひとつとったところで、すぐに仕事が増えるわけではない。

　12月10日放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN系列）で、有吉弘行が「売れるために塾に通っている」という後輩芸人に苦言を呈していた。

「キャラクターがないと売れるの厳しいので、資格とるため、塾に行き始めて。前払いで100万円くらい払った」という後輩に対して、有吉はこう諭していた。

「塾行って賢くなったところでさ、東大卒とか、高学歴の連中がいっぱいいくらでもいるじゃん。（京大卒芸人ロザンの）宇治原とかもいるしさ。『塾に行ってます』って（笑）」

　最近は、東大を受験するオードリーの春日俊彰など、すでに売れっ子の芸人が難関にチャレンジする企画も多い。

「ちょうど、（ロンドンブーツ1号2号の田村）淳さんが青学を受けたりするじゃない。そんな一緒のようなことして」

　売れっ子が難関校受験をするのに対し、売れていない芸人が塾に通うだけではムダだと一喝。

　過去には、ラジオで明石家さんまがアイドルに対して、「キャラを探すのではなく、地道に努力をしなさい」と語ったことがある。

　往年の名サッカー選手、ベルティ・フォクツの名言を引用して、「キャラを作るより、人一倍の練習をした方が、成功するってことや」と語っていた。

　アイドルに限らず、お笑いの世界でも、キャラや資格に頼らず、地道な努力をするべきなのだろう。