芸能・女子アナ
マツコが絶賛した「つんく♂」作詞のポイントは「観察力」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2018.01.26 11:00 最終更新日:2018.01.27 18:35
音楽プロデューサー・つんく♂とタレントのマツコ・デラックスが1月20日放送の『SWITCHインタビュー 達人達』(NHK総合)で対談。かねてハロプロ好きを公言しているマツコは、つんく♂プロデュースで一番好きな曲にソニンの『カレーライスの女』を挙げた。
パソコンによる筆談でつんく♂は同曲に「男性でも感じる一人暮らしの寂しさを悲しく表現した」と明かした。シャ乱Qの『シングルベッド』、モーニング娘。の『LOVEマシーン』や『ザ☆ピ~ス!』にも1人の寂しさを込めたという。すると、マツコはこう語った。
「なるほどね。1人の寂しさばっかりね。だから、つんく♂さんの歌が好きな人って圧倒的に幸せじゃない人が多いと思う。幸せではない意識を持って生きている人に『こういう幸せあるんだよ』って教えてくれる、ちょうどいい詞」
その話に深く頷いていたつんく♂だが、彼はこれまでハロプロを含め1600曲以上を世に送り出してきた。ラジオ『ヒャダインの“ガルポプ!”』(NHK-FM)では、こんな作詞秘話を明かしていた。
「(大切なのは)観察力やと思うねん。今日すれ違った女の子はどんな服を着てたかなとか、あの受付に座ってた女の子は一日どんなことを考えながら座ってるんだろうとかね、そういうことからインスピレーションを広げていく。
女の子の頭の中って、俺は半分くらいスイーツじゃないかなと思ってんねん、極論を言えば。それを頭に留めながら歌詞を書いていくっていうね。スイーツとファッション」
10代の女性心理を巧みに描いてきたつんく♂だが、それは日頃からの観察力の賜物だった。そんなつんく♂はグループのセンターにこだわりがあることをTwitterに記していた。
「世間一般的に『可愛い』とか『美人』って言われそうな子って当然誰が見てもわかるわけで。 経験値則だが、ボーカルユニットにおいてそういうタイプをセンターにしたらなぜかつまらない。てか消し合って化学反応が置きない。要はバズらないって話す」
誰もが認める美人をあえてセンターから外して、化学反応を起こす。咽頭ガンにより声は失ったが、精力的に作詞作曲に励むつんく♂から、今後どんな名曲が紡ぎ出されるのか期待したい。