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TOKIO松岡昌宏「あなたは病気です」と山口達也に宣言した男気
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.03 17:45 最終更新日:2018.05.03 17:49
強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也は、起訴猶予処分となった。その山口は、メンバー4人を前にして「責任をとって、TOKIOを辞めます」と土下座したという。
山口以外の4人の会見は、2日、午後2時ピッタリに始まった。
まずは、松岡昌宏が下手から一人で登場して、長い一礼をして一段高い雛壇に上がった。
続いて、リーダーの城島茂が、同じように長い一礼をして雛壇に。そして、国分太一、長瀬智也が同じ形で続いた。4人とも黒いスーツに白いシャツ、黒のネクタイ姿。
4人が揃うと、リーダーの城島がマイクを取った。
「えー、本日は私どものためにお集まりいただいて、誠にありがとうございます。TOKIOのリーダー城島茂です。今回、TOKIOのメンバー山口達也が犯した事件におきまして、被害にあわれた方、そしてそのご家族の皆さまに、TOKIOのメンバーとして心より深くお詫び申しあげます。本当に申し訳ございませんでした」
こう言うと、4人が一緒に深々と頭を下げた。下げること30秒近く。その間、カメラのシャッター音だけが鳴り響いた。城島は、2日前の4月30日、事件発覚後、初めて5人が集まったときの様子を話し始めた。
「4人とも聞いてないことが多かったので……。山口は涙も枯れはてて、憔悴しきった感じで土下座して、カバンの中から1通の封筒を出してきた。『責任とってTOKIOを辞めます』と。(封筒には)退職願いと書いてありました。メンバー全員、言葉が出なかった」
一気に語られた後、「解散」の言葉が出るのではと、会場の報道陣は息を飲んだ。しかし、城島は続けて「その日は、結論は出なかった」と静かに話した。
比較的淡々と語るのは、城島と国分、そして長瀬だった。しかし、松岡だけは違っていた。怒りを隠さず、胸中を語った。
「山口の会見で『自分にまだ席があるなら、そこに帰りたい』という発言を目にしたとき、彼の甘ったれたあの意見はいったいどこから生まれるのかと思いました。
おそらく、あのときの彼は自分が崖っぷちではなく、崖の下に落ちていたことに気づいていなかったと思います。そういった甘えの根源はいったい何だろうとずっと考えました。
『TOKIOに帰りたい。俺にはTOKIOがある。俺には帰るところがある』……もし、そういう気持ちが少しでも彼の中にあり、甘えの根源が僕らTOKIOだったとしたら、これはあくまで自分の意見ですが、そんなTOKIOは一日でも早くなくした方がいいと思います」
この言葉には、聞き入るしかなかった。この言葉が、山口の甘えだけでなく、すべての甘えをぶち破った。
松岡は続ける。
「それと、『正直、あなた(山口)は病気です。自分の置かれている立場と今後のことにちゃんと向き合ってくれ。けっしてお酒は悪くない。悪いのは自分だ。そのことを考えて改めてもらえない限り、俺たちは何もできない。話すのはそれからだ』と言いました」
この言葉は、山口にどう響くか。この言葉が言えてこそ、25年来の真の仲間といえる。メンバー間の温度差があるなかで、会見で幾度も涙を流した松岡昌宏は、男をあげた。
山口の退職願いは、リーダーの城島が預かっているが、「無期限の預り」という。TOKIOは誰も見捨てないだろう。
(取材・文/芸能レポーター川内天子)