芸能・女子アナ
東尾理子が語る不妊治療「排卵誘発剤でお腹の激痛も…」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.04 20:00 最終更新日:2018.05.04 20:00
4月9日に、第3子となる次女つむぎちゃんを出産した東尾理子さん。2012年11月には長男・理汰郎くんを出産、2016年3月には長女の青葉ちゃんが誕生している。
つむぎちゃんを含めて、いずれも、いわゆる不妊治療の結果、授かった命だ。
だが、東尾さんは不妊治療をあえて「TGP=Trying to Get Pregnant」と言い換えている。不妊をネガティブにとらえず、ポジティブに考えて「妊娠しようと頑張っている生活」という意味だ。
「もし50年前だったら、きっと妊娠することも子供を授かることもなかったと思います。長男を出産したときは出血多量で気を失ってしまったのですが、ちゃんとした医療のおかげで出産できました。いまの時代、いまの日本に生まれたことに感謝しています」
東尾さんが、いわゆる不妊治療を始めたのは、石田純一氏と2010年に結婚した半年後のことだ。
「最初は、結婚もしたし、自分の体をちゃんとしなきゃと思って、子宮頸ガンなど女性系の検診に行ったんです。そのプラスαのような検査で、自然と不妊治療が始まっていたんです」
東尾さん自身、35歳という年齢になっていたが、夫の石田氏は当時すでに56歳だった。東尾さんは2017年末、都内で開かれたセミナーでこう明かしている。
「最初に行った病院で、ベテランの女医さんに数値の検査結果の紙を見ながら言われたの。『石田さんの精子がダメですね』って」
精子の数や運動率が年相応に減少していたことが、不妊治療に取り組むきっかけになったというのだ。以来、排卵のタイミングに合わせるタイミング法、人工授精、体外受精などの不妊治療を続けてきた。
心身への負担は大きかった。体外受精では、排卵を促すために排卵誘発剤を使った副作用で、体を動かせないほどの腹痛に苦しんだこともある。
「不妊治療はお金もかかるし、精神的にも大変ですし、体力的にも苦しいです。何が辛いかといえば、全部です」
2011年には受精卵の着床に成功したものの不十分で、流産も経験している。
それでも、ポジティブに「妊活」に励んできた。つむぎちゃんは、長女・青葉ちゃんの不妊治療中に凍結した受精卵の残りだったという。「命を捨てたくなかった」と振り返るのだ。
最後に、男性読者に東尾さんからのメッセージを。
「平均寿命も健康寿命もどんどん延びていますが、女性の妊娠適齢期は、じつは全然変わっていないんです。それが女性の負担にもなっている。男性にはそのことを、ぜひ知っておいてほしいですね」
ひがしおりこ
1975年生まれ 福岡県出身 1999年にプロゴルファーに。2004年より米国のLPGAツアーに本格参戦する。2010年に石田純一氏と結婚。現在はタレント業など、幅広く活動している
(週刊FLASH 2018年4月10日号)