アナウンサーの番組初出演を指す業界用語「初鳴き」。そこで、人気アナたちに、当時の失敗談や初々しいエピソードを語ってもらった!
「新人は、夏の『FNS27時間テレビ』などで経験を積み、10月からレギュラー番組を持たせていただきます。最初のレギュラーのひとつは、早朝4時から始まる『めざにゅ〜』。深夜0時30分に起きて、家族からは『行ってらっしゃい。私たちはこれから寝ます』と送り出されていました」
そんな三田友梨佳アナ(31)は、同時期に『笑っていいとも!』のテレフォンアナウンサーも担当した。
「初めてタモリさんから『今日は三田です』と紹介されたときは、『テレビで見ていた光景だ!』と思いました。ミーハーですよね。
『めざにゅ〜』の出演者は全員アナウンサーでしたが、『いいとも!』では出演者は皆さん芸能人。メイク室で共演者の方々の隣で準備をするときは、手が震えてアイラインをうまく引けなくなるほど緊張しました」
タモリからのアドバイスは今も生きているという。
「番組で、電話番号を間違ってしまったことがありました。呼出し音は鳴るんですけどお相手が出ない。真っ青になっていたら、タモリさんが『かけ直しな』と助け船を出してくださいました。『生放送は始まったら終わるんだから大丈夫だよ。楽しんだ者勝ちだよ』と声をかけられ、肩の力が抜けたことを覚えています」
いまでも緊張すると手のひらに「人」という文字を書いてのみ込むという、意外に古風な三田アナ。新人時代の自分にアドバイスは?
「『新人研修もしっかり頑張ってきたんだから、自信を持って』と言ってあげたいです。もっとも、いまでも自分で自分に『大丈夫だから』と励ましていますけど(笑)」
みたゆりか
東京都出身 青山学院大学卒業後、2011年にフジテレビ入社。現在は『直撃LIVE グッディ!』などに出演中
(週刊FLASH 2018年7月3日号)