12月には、同じように広島県へ。また福井県でのレースの前日に、石川県にも泊まった。飛行機や宿泊費は彼が出したが、チェックアウト延長の料金や、空港への移動費は、彼女が自分で払ったという。
「彼は、奥さんに内緒のカードで支払いをしてましたね。どちらのときも、私の部屋で関係を持ちました。彼は『Rちゃんのルックスが、いちばん好みだ』と言ってくれた。
あと、バストの大きなカノジョは初めてだったそうです(笑)。金髪だった彼に、『黒髪のほうが似合う』と言ったら、次に会うとき黒くしてきた。かわいいと思った」(同)
だが、次第に2人は喧嘩が多くなった。
「賞金をたくさん稼いでいるのに、連れていってくれる店はいつもチェーンの居酒屋。石川でもらったクリスマスプレゼントは、1万5000円のネックレスでした。
なのに、あるとき彼と話していて、私の前に、奥さんに隠れてつき合っていた女性とは、カウンターのお寿司屋さんに行ってたことを知った。九州の女性です。その女性と比べて、私が大切にされていないことが、悲しかった」(同)
だからRさんは、1月15日からの福岡遠征に誘われて、行くのが楽しみだったという。
「なのに1月8日に、一方的にLINEでドタキャンされたんです。《14日なんだけど、夜が祝勝会になっちゃったから》とあったけど、約束していたのは13日で、噓をつかれた。LINEで大喧嘩、最後は彼にブロックされて、終わりました」(同)
彼からドタキャンを謝る言葉は最後までなかった。13日、本誌は1人で福岡空港に降り立った後藤選手に声をかけた。彼の薬指には、オシリーナとの結婚指輪があった。
――Rさんという方と不倫関係にあると聞いた。
「いや、ないですよ。彼女の言うことはたぶん全部噓です」
だが徳島、広島、石川と地名を出すと、遠征先で会ったことを認めた。しかし、彼の主張は、Rさんの告白とは正反対だった。
「食事には行ってます。でも男女の関係では絶対にない。確かにパーティで会って、渋谷で友人と食事をした。でもその夜に『つき合ってほしい』みたいなことは言ってません。
逆に彼女のほうから、男性を紹介してくれと。その打ち合わせで、2人で渋谷で会ったんです。そのとき徳島に行きたいと言われた。徳島で友達を紹介するつもりだったけど、誰も来なかったので2人で食事した。
そうしたら、それをネタに脅されて、家族関係を壊すぞと言われ……。次は〇〇に連れていけとかで、旅費を出すことになるし、プレゼントをしろとか」(後藤選手、以下同)
Rさんに脅されていた、と繰り返す。だが本誌が入手したLINE画像では、親しげに部屋番号を伝えている(本誌に掲載)。
「短い話は部屋でもしましたけど、長くなりそうならロビーに行ったりしました。部屋で男女の仲にはなってない。九州の女性との不倫もないです。福岡の祝勝会は、理由を作っただけです。距離を取りたかった」
直撃の後の福岡のレースは、怪我を理由に欠場。その後二度、彼に話を聞いたが、同じ主張を繰り返した。
どこまでも平行線の2人の主張。ただ、どちらが本当だとしても、既婚者の後藤選手が徳島にRさんと行った軽率な振舞いが、すべての始まりだったのだ。
(週刊FLASH 2019年2月5日号)