芸能・女子アナ
萩原健一さん、FLASHの創刊キャラクターだった
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.04.04 06:00 最終更新日:2019.04.04 06:00
3月26日に亡くなった「ショーケン」こと故・萩原健一さん(享年68)は、本誌とは因縁浅からぬ人だった。本誌の創刊は1986年。その宣伝キャラクターを務めたのが、ショーケンだった。創刊メンバーがこう振り返る。
「すでに当時、ショーケンは2度逮捕されていて、しかも前年には、『FRIDAY』のカメラマンらに暴行して問題になっていた。
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だから、写真誌の宣伝キャラとは意表をついたキャスティングでした。
編集部内でも、本人がよく引き受けてくれたなぁ、と話していました。CMも流したのですが、そんな経緯もあってか、けっこう評判になりました」
1987年にはシングル『愚か者よ』をリリース。独特の歌いまわしが懐かしい。ドラマに映画、そして3度めの結婚をしたのが1990年代だったが……。
「3度めの逮捕は、2004年の交通事故でした。交通事故での逮捕は異例。その実況見分(上の写真)をここまでバッチリ撮れたのも異例のことでした」(本誌記者)
翌2005年には、恐喝未遂容疑で逮捕された。逮捕直前に自宅を訪れると、出前で注文したラーメンとカレーを受け取るショーケンの姿があった。この日は、照れ隠しなのか、笑顔だった。
かつて、ショーケンに激高されたカメラマンが振り返る。
「怒って飛びかかってきて、キスしちゃうんじゃないか、というぐらい顔を近づけられた。本当に怖かったですよ。後日、再取材となって、謝られたときは、別人のようにカッコいい人でしたね」
女性にもモテたが、男にも好かれた人だった。それは、本誌の創刊ポスターにもあるように、「きちんと喜怒哀楽」を表現した人だったからだろう。合掌。
(週刊FLASH 2019年4月16日号)