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引退アスリート「CMギャラ」元稀勢の里が1200万円で急上昇
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2019.04.29 20:00 最終更新日:2019.04.29 20:00
「4月、著名人のCMの年間契約料金が改定されました。そのなかで、5件しかない『億』を超える契約のすべてがアスリートです。なんとしても契約を勝ち取りたい企業は、契約料金を吊り上げて独占しようとするんです」(広告代理店)
「カネさえ積めば契約する」とならないよう、調整役を担うのが大手広告代理店である。今回、本誌は、大手広告代理店が約6000社のクライアントに提示している資料を入手し、男女計115人を抽出し、「男性」「女性」「引退選手」の3つの部門に分けてランキング形式でまとめた。引退選手部門を紹介しよう。
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一時代を築いたアスリートは、現役を引退してもなお、大きな影響力を持つ者も多いが、そんななか1位にランクされたのが、2018年度から2500万円アップのイチローだ。2001年、2004年に続いて、3度めとなる「国民栄誉賞辞退」も話題を呼んだ。
「かつては億を超えていた契約料も、半減していましたが、『虎は死して皮を留め、人は死して名を残す』の格言を地でいく、ドラマのような引退劇で、再び脚光を浴びました。アップ分は引退のご祝儀と、今後の期待値でしょう」(キャスティング担当)
全盛期は、億を超える契約料金と本数で、女性アスリート部門のみならず、総合順位で長らくトップの座をキープしていた浅田真央は、6位タイ。2019年は2月から、全国をまわるアイスショー「浅田真央サンクスツアー」をスタートさせた。
「現役引退後は、アイスショーのプロデュースに情熱を燃やしていますが、その宣伝もあってか、テレビ出演のハードルは下がっています。彼女が、今も『国民的スター』であることは誰もが認めるところ」(CMプランナー)
6位で浅田に並ぶのは、2018年度CMゼロながら、いきなり3000万円の高値がついた貴乃花光司。藤田紀子&花田虎上と和解を実現させようと、水面下でテレビ局が動いているとの情報もある。知名度は抜群だが、相撲協会の辞め方に疑問符がついたため、使う側からすれば懸念があったというが……。
「昨年10月に出演した人気バラエティ『しゃべくり007』(日本テレビ系)の視聴率は15.2%と、あらためて人気の高さを証明しました。
また、これまではCM依頼は相撲協会を通さなくてはいけなかったのが、協会を辞め、芸能事務所と業務提携を結んだことでオファーがしやすくなった。
現在の相場は『最低3000万円』ですが、企業によっては5000万円出すところもあるでしょう。昨年度はCMはゼロでしたから、この額は異例といえます」(広告代理店)
2017年に19年ぶりの日本出身横綱になりながら、横綱在位12場所の短命に終わった荒磯親方(元稀勢の里)も、一気に1200万円の高値がついた。ソフトバンクのCM「白戸家『福引当たる』篇」に出演し、上戸彩らと共演している。
「久々の『日本出身横綱』という判官びいきもあり、しばらくは広告価値はある。さっそく、ソフトバンクのCMが放送されている。ただ、かつてCMで人気を博した高見盛(振分親方)のように、コミカルなものに対応できるか」(キャスティング担当)
先ごろ、久しぶりに公の場に姿を見せた我らが「ミスター」こと長嶋茂雄氏は、3位と相変わらずの人気ぶり。
「大病を患った現在では、新規の撮影は難しいが、その存在だけで誰をも凌駕するのが長嶋さん。『セコム』は出演がなくても、出演料を払いつづけているようです」(CMプランナー)
ビッグイベントである東京五輪を間近に控えた2019年度は、業界全体に「手控え感」があることは否めないという。だが、新たな「金メダルスター」が誕生すれば、一気にギャラが跳ね上がることは間違いないだろう。
次のページでは、引退選手部門の1~30位までの、今年度&昨年度ギャラと番組出演料をまとめてお見せしよう。