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ホステスよりも黒服が重体化…医師が明かす銀座のコロナ事情
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.05.04 06:00 最終更新日:2020.05.04 06:00
「バーやナイトクラブなど、接待をともなう飲食店などに行くことは当面控えていただきたい」と3月30日の会見で述べた小池百合子都知事(67)。“夜の街” の代表格である東京・銀座でも感染は拡大しているという。
「我々は医療崩壊を起こさないように闘っていますが……皆さんが思っている以上に、銀座の感染状況は危機的です」
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そう語るのは、銀座近辺で働くある内科医だ。
「重篤な人も亡くなった方も含めて、これまでに20件ほど、自分自身が診察した症例や近辺の医師とのネットワークから、銀座で働く人たちの感染状況を確認してきました。
じつはホステスだけでなく、いわゆる “黒服” として働いている男性の感染も多い。店外でのやり取りも多く、客の支払いを預かったりと、接触が多いからでしょう。そして傾向としては、黒服のほうが重症化しています」
女性よりも男性感染者の致死率が高いことは、中国やイタリアでも報道があった。銀座でも同様の傾向が見られるというのだ。
「この銀座での傾向から、『女性のほうが、新型コロナウイルスに対する免疫があるのかもしれない』と、私も感じています。これから医学的にも立証しなければなりませんが……」
夜の街での “感染経路” にも、特徴があるという。
「お客さんと会話をするホステスも、横に座って接客するタイプのほうが感染しやすい傾向を感じます。
マスク着用が推奨されているため、対面で話している人のツバなどから感染すると思われていますが、実際は相手の体に触れた際にウイルスが付着して、その手で自分の口や鼻などをさわってしまうことが感染の原因になっているのではないでしょうか。あくまで現場の医師の感覚ですが……」
(週刊FLASH 2020年5月12・19日号)