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バイデン新大統領と「1時間懇談」した数少ない日本人が明かす“イケおじ”秘話

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2020.11.08 11:00 最終更新日:2020.11.08 11:00

バイデン新大統領と「1時間懇談」した数少ない日本人が明かす“イケおじ”秘話

DeNA本社を訪問したバイデン氏(写真:ロイター/アフロ)

 

 11月3日におこなわれたアメリカ合衆国大統領選挙。長引いた開票作業の末、民主党候補のジョー・バイデン氏(77)が新大統領の座を手にした。

 

 この情勢に日本の政界はどうやら落ち着かないようで……。

 

「というのも、バイデン氏と強い信頼関係を持つ日本人が現状、ほとんどいないのです。
 バイデン氏の大統領就任に備えて、日本は“パイプ”作りから始めないといけない状態です」(政治部記者)

 

 

 じつは過去に2度、日本を訪れたことがあるバイデン氏。1度めはオバマ政権下で副大統領を務めていた2011年8月、東日本大震災で被災した宮城県を訪れた。

 

「この地を訪れる機会を持てたことを光栄に思うと同時に、これほどの破壊と悲劇を見て身が引き締まる思いだ」

 

 仙台空港に降り立ったバイデン氏はこう語り、被災地を歩いて視察した。倒れた松の木や、がれきとなった家屋を目にして、石の上に献花、黙祷したのだ。

 

 2度めの訪日は2013年12月のこと。このときは意外な場所を訪れていた。

 

「アメリカ大使館から『キャロライン・ケネディ駐日大使(当時)が、アメリカの政府高官を連れて訪問したいとのことで、“女性が活躍している日本の企業” を探している』と弊社に対して連絡があったんです」

 

 こう語るのは、株式会社ディー・エヌ・エーの広報担当者だ。訪れた「政府高官」が、バイデン氏だった。

 

 ディー・エヌ・エーの創業社長が女性の南場智子氏(58)だったことで、同社に白羽の矢が立ち、バイデン氏と同社の女性社員たちは当日、1時間にわたって懇談した。

 

「女性社員たちに当時のことを聞くと、
『背が高く、すらっとしたカッコいい紳士という印象です』
『緊張している我々がリラックスできるように、ユーモアを交え、とても楽しくお話しいただきました』
『奥様の話も含めて、ご自身のプライベートの話もされるなど本当に気さくな方でした』
 と話しております」(ディー・エヌ・エー広報担当者)

 

 また、訪問時にアメリカ側との窓口役を務めた同社の元男性社員は、こんなエピソードを教えてくれた。

 

「アメリカ側の担当者が『あなたが頑張ってくれたおかげです』と、懇談会の後にバイデン氏と話す時間を取ってくれました。

 

 そこで、訪問に対する感謝を述べてから、『私の妻はアメリカ人で、もうすぐ子供が生まれるんです。サインをいただけないですか?』とお願いしたところ、バイデン氏は快諾してくれたんです。

 

 そして、『奥さんの名前は? どちらの出身ですか?』と聞かれたので私が答えると、『サウスカロライナ州コロンビア(※妻の出身地)は大好きです。ご懐妊おめでとうございます! ジョー・バイデン』というメッセージ付きで、サインしてくれました。写真も一緒に撮ってもらいました」

 

 話が楽しく、優しく、感謝できる……。バイデン氏の「イケおじ(=イケてるおじさん)」ぶりには、頭が下がるばかりだが、さて大統領就任後も日本に優しい顔を見せ続けてくれるのか――。

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