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新型コロナ「後遺症外来」に女性が殺到…“脳の霧”で仕事にも支障

社会・政治 投稿日:2020.12.04 06:00FLASH編集部

新型コロナ「後遺症外来」に女性が殺到…“脳の霧”で仕事にも支障

美容師のAさん(写真左)が悩む後遺症は脱毛。抜ける量が、増えたという(右)

 

「治験で2週間に1回採血されているのですが、採血をした日は、とにかくだるくて眠いんです。あと、私は美容師なのでよくわかるんですけど、コロナに感染してから、髪の毛が抜ける量が増えたんです。周囲は『気のせいだよ』って言うんですけど……」

 

 そう話すのは、本誌9月1日発売号で新型コロナウイルス感染症の「後遺症」について語ってくれた、美容師の女性・Aさん(37)だ。いまでも、後遺症に悩まされている。

 

 

 同じ号に登場し、妊娠中の女性Dさん(29)も、不安な胸の内を明かす。

 

「取材を受けたときに、『だるさが続く』と話しましたが、今でも続いています。妊娠していることで感じるだるさなのか、後遺症なのか……。おなかの子供に影響がないといいのですが……。かかりつけ医に相談しても、はっきりとしたことを言ってもらえません」

 

 新型コロナに感染し、治癒したにもかかわらず、体の違和感を「後遺症」として訴える元患者が、世界中で後を絶たない。東京・渋谷で「新型コロナ後遺症外来」を開設するヒラハタクリニック院長の平畑光一医師は、「外来には1日に40~60人の患者が来院します」とし、こう続ける。

 

「20代から40代の女性の患者が多いんです。自己免疫系の病気は女性のほうが多いので、それが関係している可能性もありますが……なぜ男女差が出るのかはわかりません」

 

 女性のほうが、新型コロナウイルス感染症による後遺症を訴える傾向が強いということは、英国の大学「キングス・カレッジ・ロンドン」の研究チームが、10月21日に発表している。また同大の研究では、高齢者や、感染初期に発熱や咳・味覚を失うなどの症状を経験した患者も、後遺症のリスクが高いという。

 

 後遺症について実態調査を進めている、高知大学医学部の横山彰仁教授は、こう話す。

 

「女性のほうが、病院に行く人が多い傾向があるのかもしれませんが、まだ症例が少なく、現時点で明確なことは言えません。コロナに感染する割合は男性のほうが多く、重症化する度合いも高い。『後遺症に悩む人が女性に多い』というのは、考えにくいのですが……」

 

 9月の本誌で、感染体験を語ったのは5人。前出の女性2人のほか、男性3人も後遺症に悩まされていた。

 

「いまだに、階段を上ると肺がチクチク痛い」(40代・某県市議会議員のBさん)
「息切れが続くし、肝臓の数値も前年より悪化しました」(28歳・元会社員のCさん)
「取材を受けたとき、『ポテチと白米の味が同じ』と話しましたが、あのあと嗅覚まで感じられなくなって……」(36歳・IT企業勤務のEさん)

 

 また、本誌5月12日発売号で、妻子と一緒に感染した体験を語ったペルー出身の42歳男性も、「半年以上経ったいまでも、味覚に異常を感じる」という。

 

「友人のペルー料理店で『今日は味が違うね』と言ったら、『いつもと同じ味つけだよ』と言われたんです。妻も同じで、『味がおかしい、匂いがへんだ』と言う。あと、疲れやすくなった気もしますね」

 

 元欅坂46の今泉佑唯(22)、「品川庄司」の庄司智春(44)、「爆笑問題」の田中裕二(55)など、感染を公表した芸能人たちも、後遺症に悩んだという。「後遺症外来」で多いのは、複数の症状を訴える患者だという。

 

「患者さんが訴える、もっとも多い症状には倦怠感(だるさ)のほか、ブレイン・フォグ(脳に霧がかかったようにぼんやりする状態)があります。これは、作業に集中できなくなるなど、仕事に直結する厄介な症状で、働けなくなっている方もいます。

 

 また、微熱、血管の浮き、脱毛、体のピクつきなどの神経症状……みな複数の症状を訴えます。治療法としては、漢方薬を含めた医薬品の処方のほか、運動を控えさせたり、食習慣を変える生活指導など、さまざまです。また、治療費は保険診療が適用されます」(平畑医師)

 

 だが、後遺症の原因は、現時点では断定できないという。神戸大学医学部附属病院感染症内科の岩田健太郎教授も、こう話す。

 

「後遺症を訴える方の症状が、ウイルスに感染したことが起因しているのか、感染や入院のトラウマによるストレスが原因になっているのか、はっきりしないのです。

 

 私が診た患者さんには後遺症が出た人は少ないんですが、新型コロナウイルスが見つかってから、まだ1年しかたっていない。後遺症に苦しむ人がいる以上、早期に原因を追究しないといけません」

 

 COVID-19が振りまく恐怖は、どこまで “底なし” なのだろうか――。

 

(週刊FLASH 2020年12月15日号)

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