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『舟を編む』アニメ化でわかった辞書制作者が「ら行」好きなわけ社会・政治 投稿日:2016.10.13 12:00

『舟を編む』アニメ化でわかった辞書制作者が「ら行」好きなわけ

写真:AFLO

 

 13日からフジテレビでアニメ放送される『舟を編む』。

 原作となった小説は、出版社の辞書編集部を舞台に、『広辞苑』並の新しい辞書を一から作っていく物語。

 

 主人公の「まじめ」君は、テレビを見ては新しい言葉をメモし、用例カードに逐一記録していく。必要な情報は、「この言葉が初めて使われたのは、どの時代のどの文献か」「新しい使われ方がされた新聞や雑誌記事」などだ。

 

 たとえば「あがる」と「のぼる」はどう違うのか、「まじめ」君は語釈を“悶絶”しながら決めていく。

 

 内容が地味なのかと思いきや、「辞書は言葉という大海を漕ぐ舟」だけに、まるで冒険小説のようなストーリー展開。

 

 かつて本誌は、ある大辞典の編集部を取材している(2012年6月19日号)。

 編集部入口付近の棚には、印刷前に文字の間違いがないかなどをチェックする「ゲラ」が山積みになっていた。

 

 入稿から印刷までの時聞が短い週刊誌は多くて2回ほどのチェック(2校という)だが、辞書編集部では5校もザラ。こうしたゲラは、遡って確認するためすべて保管されており、しかもページ数が多いから、膨大な量になるのだ。
 

 辞書編集部とほかの編集部の違いは、チームになって本作りすることがあまりないことだという。それぞれの部員が個人営業のように自分のペースで仕事をしているそうだ。

 

 飲み会もあまりなく、せいぜい歓送迎会くらい。ただし、いったん飲み会になると話題がすごいのだという。

 

「『俺は“ら行”が好きだな。語数が少ないから』とか『“な行”は嫌な予感だなぁ。その次に(言葉が多い)“は行”が来るからな』とか、そんな内容ばかりで、悪口や陰口なんてまったく聞かない」(辞書編集者)

 

 警察から「逮捕した犯人の方言が、その地方のもので合っているか教えてほしい」といった依頼も受けると言う。

 

 辞書制作の現場は摩訶不思議。

 

『舟を編む』原作小説(光文社文庫)は、全国の書店員さんが「自分でぜひ売ってみたい」本を選ぶ「本屋大賞」を受賞している。秋の夜長にぜひ読んでみたい。

 

『舟を編む』

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