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世界水没に宇宙自衛隊…トランプ当選も予言“大物アナリスト”の「2021年10大予想」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.01.06 06:00 最終更新日:2021.01.06 06:00
1923年創業の老舗証券会社・岡三証券が、2020年12月1日に以下のような衝撃の予想レポートを発表した。
・菅義偉首相が待ち受け画面になるスマホ「スガスマホ」を国民一人ひとりに配布
・トランプ元大統領は敗北を認めず、ワシントンに「レッドハウス」を設立
・エルニーニョ現象で世界中が水没する
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「菅政権は、携帯電話料金の値下げを推進しています。それを一歩進めると、基本料金の無料化や、『スガスマホ』の配布もあり得るだろうと。1人10万円の特別定額給付金も実現したわけですから、不可能ではないと思っています」
そう語るのは、レポートを作成した岡三証券グローバル・リサーチ・センター理事長・高田創氏(62)。
高田氏は、1982年に東京大学を卒業。日本興業銀行に入行し、みずほ総合研究所の専務執行役員やチーフエコノミストを歴任した、業界のトップランナーのひとりだ。2020年に岡三証券へ移籍すると報じられた際には、情報はまたたく間に兜町を駆けめぐった。
レポートは、高田氏を中心とした調査メンバー4人が、2020年の秋ごろから議論を重ねて、10の予想にまとめたもの。記事タイトルに掲げた「世界中が水没」という予想は、そんな議論のなかから生まれた。
「これまでの予想レポートでは、『お天道様のこと(気候問題や天変地異など)は考えてもしょうがない』とされてきたんです。しかし、温暖化や新型コロナなど、そうしたリスクも想定しなければならない時代に突入しました。
“100年に一度” といわれるような出来事が毎年起こるなかで、固定観念にとらわれず、発想を振り切って予想すると、『世界中が水没』することもあるかもしれない、と考えました」
一方、「学生にも有給休暇を創設」などは、身近なテーマだ。
「働き方改革で、企業では有給休暇を取りやすくなっていますが、学校に通っている子供たちはなかなか休みが取れません。今後は、平日の休暇取得を促進する動きが出るだろうと、『皆勤賞の禁止令』の発表を予想しました。
厳密には『有給休暇』とはいわないかもしれませんが(笑)、ひとつの提案ですね。プロ野球やJリーグの試合が16時に始まって、親子で観戦できたらいいと思いませんか?」
タネ明かしをすると、このレポートの題名は「2021年『とんでも予想』」。各項目は「2021年中に、実現可能性は低いが実際に起きれば影響が大きい出来事」で、高田氏がみずほ総研時代から続ける、“年に一度の遊び” だという。
「 “遊び” といっても、現実からかけ離れた予想にはしたくありません。年に一度くらいは、固定化した発想から離れて、自由に物を考えることが必要だと思うんです。
過去の『とんでも予想』では、2016年のトランプ大統領の誕生や、2020年の全世界でのバブル到来、プラスチックごみの全廃を予想しました。それらは、実際にそういう動きになっちゃいましたしね。2020年のレポートには、恥ずかしながら、コロナの “コ” の字も書けなかったのですが……」
「的中を狙っているわけではない」と笑いつつも、真剣に “遊んで” いる高田氏。その目には、このレポートのうちのいくつかが現実になった近未来が、見えているのかもしれない。次のページでは、“10大予想” の全容をご紹介する。