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カルロス・ゴーンを逃亡させた特殊部隊の男、「脱出劇」詳細を語っていた

社会・政治 投稿日:2021.03.02 18:10FLASH編集部

カルロス・ゴーンを逃亡させた特殊部隊の男、「脱出劇」詳細を語っていた

日本滞在時のゴーン氏

 

 カルロス・ゴーン氏の逃亡を手助けしたとされるアメリカ人のテイラー親子が、日本に身柄を引き渡された。

 

 父親のマイケル・テイラー容疑者は、米陸軍特殊部隊グリーンベレー出身で、救出任務を得意としている。「キャプテン・アメリカ」のニックネームで、アメリカでもある程度、名の知れている人物である。

 

 

 マイケル容疑者は、1960年にアリゾナ州で生まれ、極貧生活を経て、18歳のときに特殊部隊の訓練に参加。169名の入隊者のうち、最後まで残った3人のうちの1人だという。

 

 1982年のレバノン内戦に派遣され、現地でアラビア語を覚え、そこで妻と知り合っている。1997年にはレバノンに連れ去られた女児を取り戻すなど、もともとレバノンとは縁が深いのだ。

 

 イラク戦争の頃には、自身の設立したセキュリティー会社で2000名ほどの特殊部隊経験者などを雇用している。しかし、何度か裁判を起こされたことがあり、刑務所に入ったこともある。

 

 世間を驚かせたカルロス・ゴーン氏の脱出劇について、『ヴァニティ・フェア』誌にそのいきさつを詳しく語っている。

 

 知人を介してゴーン氏の妻・キャロルに面会したマイケル容疑者は、ゴーン氏がいかに日本でひどい扱いを受けているか聞かされた。狭い拘置所の明かりは常に点灯しており、外出は30分のみ。尋問は最大8時間続き、ベッドもない(布団が用意されている)。まるで戦争捕虜のようだった。

 

 ゴーン氏の罪はルノーと日産の合弁に反対する日本人がでっち上げたもので、彼らは「外人嫌い」だと聞かされたという。

 

 マイケル容疑者も日本の司法制度について調べ、中世並みのレベルにショックを受けたそうだ。容疑者が弁護士への接触を希望しても断られ、長期間勾留して尋問される。有罪率は99.4%と北朝鮮よりも高い。

 

 かつて自身も不当に投獄されたことから、ゴーン氏について「拷問を受けている捕虜で被害者だ」と、共感を覚えたという。

 

 当初、ゴーン氏は船での脱出を希望するが、その後、飛行機に変わり、すぐに脱出したいと要求してきた。ゴーン氏を監視しているカメラの映像は週に1度しか収集されないこと、監視の人間はゴーン氏がよく行くホテル内部までは入ってこないことなどを調べ、計画は入念に準備された。

 

 ゴーン氏が隠れたスピーカーケースは、プライベートジェットの貨物室のドアよりわずかに小さくし、通気のための穴を開け、下にはキャスターがつけられた。大阪空港にはその大きさの荷物をスキャンする装置がないこともわかっていた。

 

 当日はバイオリンコンサートに行ったと主張できるよう、チケットまで用意していたという。

 

 時間がないから出発を急ぐよう、空港スタッフに伝え、100万円以上のチップを渡したが、のちに規定に反すると返却された。航路は、犯罪人引き渡し条約のある韓国上空を避けて西へ飛んだ。マイケル容疑者の日本滞在時間はわずか13時間だった。

 

 離陸後に貨物スペースを訪れたところ、ゴーン氏はケースの上で足を組んで微笑んでいた。その後、少し食事をしてベッドで就寝したという。

 

 マイケル容疑者の話を信じれば、ゴーン氏は1億3800万円ほどの支払いをしたが、ほとんどが飛行機代で、あとはチームに払われ、自身の報酬はないという。

 

「もし金のために動いたのであれば、先払いを主張しただろう。危険を犯した理由は、特殊部隊のモットーである『抑圧からの解放』のためだ」とインタビューで答えている。

 

 テイラー親子は5月にアメリカで拘束され、日本政府の要請に応じ、10月に国務省が日本への移送を決定した。移送を差し止めるため、家族らが前トランプ政権やバイデン政権、米国議員らに働きかけたが、連邦最高裁は2月に棄却した。

 

 マイケル氏は先月、勾留先から地元テレビの電話インタビューに応じ、「パンデミックの時期に拷問で知られる日本へ移送するなんて、アメリカがいかに自国民を保護しないか知るべきだ」と日米政府を強く批判。アメリカに残っている長男のルディ氏も、米国政府の対応をSNSで非難しているが、反応している人はあまり多くない。

 

 アメリカのメディアは、2人には今後、「人質司法」と呼ばれる長い勾留、心理的・肉体的な拷問、閉鎖的な法廷、高い有罪率などが待っていると伝えている。(取材・文/白戸京子)

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