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キンコン西野亮廣もハマる「絵本作家」これって儲かるの?
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2016.11.16 12:00 最終更新日:2016.12.03 03:36
お笑いコンビ、キングコング西野亮廣の「絵本作家」活動が活発化している。東京・神宮前では個展「えんとつ町のプペル展」が開催され、メインの41枚組「光る絵」(原画を特殊フィルムにプリントし、LEDライトを使って光らせたもの)が1000万円で売れたという。
西野は日頃から「ディズニーランドを倒したい」と公言している。
「『人を幸せにするのは物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさである』
ここで終わってしまうと、バカ高いお金を払わせる薄気味悪いセミナーみたいになってしまうので、宇宙レベルの天才・西野ちゃんは、もうちょっと踏み込んで、そして『行動』までをキチンとデザインし、提供する」
ブログでこんな怪気炎をあげる西野だが、絵本作家はそんなに儲かるのだろうか?
芸能人の絵本作家といえば、ざっと調べただけで、以下のようにたくさんいる。
●『いぬとハナマン』
よゐこの濱口優が2005年に手掛けた捨て犬が主人公のオリジナル童話
●『みならい天使のさんたろう 』
芋洗坂係長が息子のために作った一冊。貼り絵でできた凝った作品
●『野性昔ばなし』『野性昔ばなし THEワールド』
どちらも野性爆弾の川島邦裕が手掛けた。昔話をモチーフに、話が縦横無尽に展開していく
●『すきすきどんどん』
何回キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代が手掛けた絵本は、大人の心に響くと評判に
●『ほしのはなし』
世界の北野武が手掛けた作品は、第47回造本装幀コンクール「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞。絵本を広げると迫力の夜空の絵が広がる仕掛けになっている
しかし、こうした作品で「儲かった」という話はあまり聞かない。
西野の個展も、クラウドファンディング(ネット上の寄付活動)で4637万3152円という大金を6257人の支援者から集め、入場無料で実現したものだ。
4637万円とはかなりの額だが、これをすべて使えるわけではないと、西野はブログで語っている。
当初の目標は180万円で、これは光るLED絵画のサイズが30cm×30cmと想定していた。だが、想定外の寄付が集まり、途中で60cm×60cmのサイズに変更したそうだ。
その結果、プロデューサーが算盤をはじいたところ「若干、赤字かも」という答えが出てきたのだという。
芸能人が絵本を出せば簡単に儲かる——というのは、やはり夢物語なのかも。