社会・政治
ASKA「タクシー映像流出」で気になる車内のプライバシー
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2016.12.04 12:00 最終更新日:2016.12.04 12:00
28日夜に覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたASKA容疑者。
逮捕の数時間前までブログで「もし、科研が調べたのであれば、無実は証明されているはずです。尿から、覚せい剤反応が出るわけなんてことは、あるわけがないのですから」と反論していた。
そのASKA容疑者が、外出先から自宅へタクシーで戻った際の車内映像が流出し、テレビ局が放送するという事態が起きた。30日になってタクシー会社チェッカーキャブが「当グループ加盟の1社よりマスコミへ提供されたもの」と認め、謝罪。
ASKA容疑者は日頃から「盗聴・盗撮されている」と主張していたが、本当に盗聴・盗撮されていたことになる。
車内映像を流出させる行為は、個人情報保護法に違反する可能性が高く、民事上の損害賠償を受けることもある。同社は「グループとして厳罰をもって対応し、記録映像の管理徹底を図らせる所存であります」と発表しているが、ことは管轄の国土交通省まで動かしかねない状況となっている。
それにしても、タクシーでは、どれほどプライバシーが確保されているのか。都内のタクシー運転手に聞いてみた。
「タクシーはお客様とトラブルになることも多いので、おそらくですが、いまは日本のすべてのタクシーが車内ドライブレコーダーを導入しているはずです。ただし、その映像は、原則として運転手は見ることができません。私は個人タクシーですが、必要なときは(運転手の)組合に行って、専用ソフトでしか見ることができないのです。これは法人タクシーも同様でしょう」
車内の映像はほぼ確実に録画されているが、映像は事故やトラブルがない限り、封印されるわけだ。
ちなみに、車内でふしだらな行為や違法行為をするお客はいるのだろうか?
「いやー、今の時代、無茶なことをする人はほとんどいなくなりました。あんまりひどいと、タクシーはお客様を強制的に下ろすことができますから、ご注意を」
タクシーが密室だと思ったら大間違いなのだ。