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14歳少女らが保安官代理と銃撃戦・・・当局は「少年司法制度の崩壊」と批判

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.06.04 22:00 最終更新日:2022.12.07 18:37

14歳少女らが保安官代理と銃撃戦・・・当局は「少年司法制度の崩壊」と批判

 

 6月2日、米フロリダ州ボルーシャ郡で、12歳の少年と14歳の少女が住宅に侵入。住宅内にあったショットガンなどの武器で、現場にかけつけた保安官代理と銃撃戦を繰り広げた。少女は保安官代理にショットガンを向けた際、反撃されたため重傷を負ったという。CNNなどが報じている。

 

 

 保安官事務所の発表によると、子供たちはグループホーム(児童養護施設)から逃走し、事件のあった住宅に侵入。住宅の中には拳銃やショットガン、AK-47のほか大量の弾薬があった。少女はショットガンを保安官代理に向けたところ、胸と腕を撃たれた。現在、少女は手術を受け、容体は安定している。少年は投降したため、保安官代理側とともにけがはなかった。

 

 同郡のマイク・チックウッド保安官は「何といっていいのかわからない。どうして12歳と14歳の子供が、法を行使する機関と戦おうと思ったのか。我々はどこで間違ったのか」と会見で述べた。

 

 少女は、複数の空き地で放火したとして昨年、逮捕されているとも保安官事務所は発表。チックウッド保安官は、「フロリダ州の少年司法制度は崩壊している」と会見で批判した。

 

 子供たちへの司法手続きは保留されていたが、6月4日の『USA Today』の報道によると、少女と少年は殺人未遂の容疑で起訴されるという。もし成年と同じように裁かれたとしたら、終身刑の可能性もあるようだ。

 

 フロリダ州では5月9日、雑木林の中で13歳の少女が14歳の少年に114回も刺されるという、10代による凶悪犯罪が報じられたばかり。この少年は事件の翌日に逮捕されたが、その残虐性により、容疑者を成年として起訴する、と州検事が発表している。

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