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遺体をバラバラにしろ…彼氏のセクハラ殺人を手伝って人生暗転
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.07.14 22:31 最終更新日:2022.12.07 18:33
7月13日、アメリカの連邦大陪審がセシリー・アギラル容疑者(22)を起訴した。アギラル容疑者は2020年4月、交際相手が殺害したひとりの女性兵士の遺体を切断した疑いが持たれている。
犠牲者となったのは、テキサス州のフォート・フッド基地に所属していた陸軍兵士ヴァネッサ・ギレンさん(当時20歳)だ。事件の発端は、同僚男からのセクハラだった。
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以前からセクハラに悩まされていたギレンさんは、意を決して、セクハラ被害を訴えかけた。それを知った加害者の同僚は激昂、ハンマーでギレンさんの頭部を殴打し、殺害した。
基地近くを流れる川に遺体を運んだ男は、ギレンさんの遺体をアタッシュケースに隠すため、バラバラに切断。それを手伝ったのが、恋人のアギラル容疑者だった。
ギレンさんの失踪はすぐに表面化し、警察は捜査を開始。捜査関係者はセクハラ加害者だった男を怪しみ、取り調べをおこなうが、その直後に拳銃自殺してしまう。
その結果、犯行を手助けたアギラル容疑者のみが、2020年6月に逮捕されることになった。
審問では、自身のグーグルアカウントやフェイスブックを消去し、証拠隠滅を図ろうとしたことが明らかになっている。これにより、起訴状には、殺人の共謀に加え、「証拠改竄」「虚偽供述」など、11もの罪名が並ぶことになった。
もし有罪が下された場合、最長で20年の懲役と、最大2700万円の罰金が科せられる可能性があるという。
ギレンさんの死は、発端がセクハラだったこと、遺体をバラバラにした残忍性などから、アメリカ国内で大きく注目されていた。ギレンさんの死を悼むフェイスブックページには、
《正義を実現する時だ》
《ヴァネッサと、ヴァネッサの家族のために闘いつづけよう! 神のご加護を》
《凶悪な犯罪者は投獄しろ》
などと多くの声が寄せられている。
犯行当時、ガソリンスタンドで働いていたというアギラル容疑者。愛する彼氏のため犯罪に手を染めたことで、平凡な人生が暗転してしまった。