社会・政治
殺人映画を観ていた18歳殺される…犯人は防犯カメラに映っておらず
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.07.28 23:18 最終更新日:2022.12.07 18:31
「非日常」を楽しめる映画館で、映画が “現実” となってしまう銃撃事件が起きた。アメリカ・カリフォルニア州南部にある映画館から通報が入ったのは、7月26日深夜のことだ。
現場に到着した警察官は、撃たれて倒れている2名の若者を発見。女性のライリー・グッドリッチさん(18)はその場で死亡が確認され、もう一方の男性アンソニー・バラハスさん(19)は重症を負い、現在病院で治療を受けているという。
【関連記事:ニュージーランド銃撃事件、原因の1つは地震復興による移民増】
事件が起きたとき、2人は『パージ:フォーエバー』というSFホラー映画を楽しんでいた。近未来のアメリカで、1年に1日12時間だけ、殺人を含むあらゆる犯罪が合法化された世界を描いたシリーズ。今作は、この無法の12時間を生き抜いた主人公が謎の覆面集団に襲われて……というストーリーだ。
レイトショー終了後、スタッフが清掃のためシアターに入ると、2人がぐったりと倒れていたのだが、事件には不可解さが目立つ。
その上映回では、合計6枚のチケットが販売されたが、発見当時の現場には被害者の2人しかいなかった。防犯カメラに犯人と思われる人物は映っておらず、銃声を聞いた者もいない。そもそも、凶器となった拳銃は、いまだ見つかっていないのだ。
殺されたグッドリッチさんは高校時代にバレーボールやチアリーダーをしており、奨学金をもらいながら大学に通っていた。最近、つけまつげビジネスを始めたという。
また、重症を負ったバラハスさんは有名なサッカー選手で、TikTokに90万人以上のフォロワーがいるインフルエンサーだった。2人は親しい友人だった。
謎の多い今回の事件に対し、ネットでは、
《おもしろい映画だったから、評判が下がらないといいけれど》
《彼らも銃を持っていれば、自分たちの身を守ることができたのかもね》
などの声が上がった。映画の世界が現実となってしまった今回の事件。その進展に、注目が集まる。