酒に飲まれすぎた男が、恐怖の殺人事件を起こした。インドに住む男が、酒に酔った勢いで、実の母を井戸に投げ捨ててしまった。
事件は、8月22日、インド・ケララ州の民家で起きた。サレシュ容疑者(40)は、酒を飲んでは何かと騒ぎを起こすことで有名な乱暴者だった。この日も、家路につく頃にはすでに酩酊していたという。
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報道によると、サレシュ容疑者は、妻と子供、兄、70歳になる母とともに暮らしていた。この日、容疑者が出先から戻ってくると、家には母親だけがいたという。
そして事件が起きる。ふだんから喧嘩っ早いサレシュ容疑者は、母親と激しい口論となった。怒りが頂点に達し、母親を抱えると裏庭に向かい、そのまま井戸の中に放り投げてしまった。
すぐさまレスキュー隊が呼ばれ、井戸から母親が引き上げられるも、死亡が確認された。口論のきっかけなどはわかっていない。
井戸への投げ込みは、過去にもしばしば伝えられている。
インドでは、6月5日にも、「男の子を産まない」と妻に腹を立てた42歳の男性が、妻と2人の娘を井戸に落として子供を殺している。
1992年には、インドの教会で、神父2人と修道女が、不適切な関係を見られたことで、18歳の修道女を斧で殺害し、井戸に投げ込んだことが明らかになっている。
また、2013年、メキシコで、井戸の底から29体の遺体が発見された。麻薬組織のなわばり争いに巻き込まれたとみられるが、この年、別の地域でも12人の遺体が発見された。
1999年には、中国の井戸で不可思議な事件が起きた。井戸から頭部のない遺体が発見され、警察は容疑者を逮捕。しかし、殺されたと思われた男が、事件から11年後の2010年、突然戻ってきたのだ。トラブルで、国外に身を隠していたという。警察はあわてて遺体の身元を再調査したが、ウヤムヤで終わってしまったようだ。
インドや中国では、いまも多くの人々が飲料水を井戸水に頼っている。遺体処理に困ったら、とりあえず井戸に投げ込むのが手っ取り早いのだろう。