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甲子園準V投手に不倫トラブル…巨人入りも果たした “沖縄の英雄” が美人女優と泥沼の訴訟合戦に

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.08.26 06:00 最終更新日:2021.08.26 16:53

甲子園準V投手に不倫トラブル…巨人入りも果たした “沖縄の英雄” が美人女優と泥沼の訴訟合戦に

本誌取材に1時間かけて反論を述べた大野氏。「被害者は僕のほう」

 

「大野さんはA子さんに惚れていました。3人で話す機会があった際に、A子さんとは遊びなのかと問いただしたら、『僕は彼女に憧れて尊敬もしているし、遊びなんかじゃない』と言っていましたから。今、2人が訴訟沙汰になっていると知って驚いています」

 

 夏の甲子園大会が盛り上がるなか、30年前に “悲運のエース” として名を馳せた元投手が訴えられていると、A子さんの知人は打ち明ける。

 

 

「大野さん」とは、1991年夏の甲子園で活躍した元沖縄水産高校のエース、大野倫氏(48)のことだ。大野氏はこの大会で準優勝に輝くも、右肘に故障を抱えて一人で773球を投げ抜いたことで投手生命を絶たれた(のちに野手として巨人入り)。

 

 今も沖縄では英雄扱いされる有名人で、現在は県内で野球の指導者を務める傍ら、地方大会のテレビ解説者としても活躍している。

 

 本誌が、女優として活躍する50代のA子さんを直撃すると重い口を開いた。

 

「出会ったころ、私は大野さんが既婚者だとは聞かされていませんでした。ところが、実際には妻子がいただけでなく、交際が公になることを恐れて、私を一方的にストーカーに仕立て上げ、弁護士を通じて “つきまとい行為禁止” の警告書を突然送りつけてきたんです。

 

 まったく身に覚えがなかった私は、弁護士に相談して慰謝料を求めて提訴しました。卑劣な手を使ってまで、過去をなかったことにしようとする彼の態度は許せません」

 

 A子さんが大野氏と知り合ったのは2009年のこと。知人に誘われて参加した大野氏の講演会の打ち上げで出会い、連絡先を交換したという。

 

「もともとタイプではなかったし、恋愛対象ではありませんでしたが、熱心なアプローチに押し負けて交際を開始し、深い仲になったんです。会うときはほぼ沖縄の私の自宅でした。

 

 2017年には彼の強い希望で家の合鍵を渡すと、私が出張などで不在でも出入りしていました。妻子の存在を知ってからも、彼から『気持ちは変わってない』『都合のいい女とは考えていない』と言われ、それを信じてずるずると関係を続けてしまいました」

 

 しかし2018年、A子さんの誕生日に些細なことから喧嘩になり、2人の仲に亀裂が入ると、大野氏は態度を急変させたという。涙ながらにA子さんが続ける。

 

「私は彼の成功を願い、物心両面で尽くしてきました。でも不倫のこととなると、彼は自分の保身のことしか頭にない。『自分はこの先、うるま市長や沖縄県知事になるかもしれない。だからこれまでのやり取りや写真は全部消してくれ』と言って激怒したかと思えば、『死んでお詫びします』というメールを送ってきたこともありました。でも、すべてがその場限りの言い逃れなんです」

 

 不誠実な対応に業を煮やしたA子さんは、2019年7月に大野氏が出演するイベントに自ら出向き、話し合いを求めたが、本人が対応することはなかった。その1年後の昨年7月に「自分は被害者」という立場で、大野氏が警告書を送りつけてきたという。

 

 大野氏の誠意のない対応にA子さんは心のバランスを崩し、不安抑うつ障害を発症。仕事にも支障をきたし、現在も通院中だという。A子さんの訴えに、大野氏はどう答えるのか。野球チームの監督をする大野氏に練習前に声をかけると、戸惑いながらも取材に応じてくれた。

 

「正直、彼女が何を訴えてきているのかが、まったくわからなくて。そもそも僕は彼女に独身と偽って近づいてもいないですし、彼女の言い分はまったくの事実無根です」

 

 大野氏は男女関係にあったことは否定しなかったものの、「彼女の目的は、僕の家庭を壊すことと、お金、それから僕を社会的に抹殺することなんです」と語る。

 

 大野氏の代理人・横江崇弁護士にも話を聞いた。

 

「A子さんは訴訟において『大野氏に妻子がいると知ったのは2018年6月』と主張していますが、それより以前の2人のメールなどのやり取りに、彼女が大野氏の妻子の存在を認識している証拠が多数あります。それにA子さんは、大野氏が妻子があると『告げずに』交際したことが違法だと主張していますが、A子さんは大野氏との交際期間中、妻子がいないかまったく確認していなかったのでしょうか。A子さんの主張はあまりに不自然です」

 

 昨年7月に、大野氏側からA子さんに送ったという警告書については、こう話す。

 

「2018年5月に、知人からA子さんが自分との会話を録音していることを聞かされた大野氏は不信感を持ち、距離を置きたいと考えていました。

 

 その翌月にあった喧嘩によって、大野氏は『関係は終わった』と認識していましたが、その後7月から12月にかけて、彼女から異常な内容のメールが高頻度で送られてきました。なかには『遺書』というタイトルのものもあり、恐怖を感じた大野氏は警察に相談しています。

 

 さらに彼女は大野氏の不倫行為について、大野氏が関係する団体に、虚偽の内容を含んだメールを第三者名義で送っています。2020年4月には、大野氏の自宅に不審な内容のFAXまで送ってきたんです。

 

 また7カ月近く連絡のやり取りがなかったなかで、大野氏は突然東京でのイベント会場にてA子さんから肩を叩かれました。恐怖を感じない人はいないと思います」

 

 警告書は、こうした行為に対するものだという。今回、A子さんから訴訟を起こされたことで、大野氏側も「ストーカー規制法に基づく、つきまとい等」と「名誉や信用の毀損」で、A子さんを那覇地裁に逆提訴した。

 

 横江弁護士は「負ける要素はまったくない。A子さんからの訴訟は事実的、法律的根拠を欠くもので、不当訴訟として反訴も検討しています」と語る。

 

 双方が提訴し合う泥仕合だが、これに対してA子さんの代理人である安田隆彦弁護士も、語気を強めてこう話す。

 

「大野氏はA子さんの主張には虚偽の内容があると言っていますが、大野氏はA子さんを騙して男女関係になることで、彼女の人脈などをビジネスに利用したのです。彼女を利用するだけしておいて、彼女の行為に『恐怖を感じた』なんて身勝手な言い分です。女性からしてみたら、侮辱以外の何ものでもないと思います」

 

“愛憎劇” の決着は法廷で争われる……。

 

(週刊FLASH 2021年9月7日号)

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