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女子高生死体遺棄 小森容疑者に “虚言癖” サバゲー仲間にも心の奥は見せず「どこか他人の気を引きたがっていたが…」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.09.06 06:00 最終更新日:2021.09.06 06:00

女子高生死体遺棄 小森容疑者に “虚言癖” サバゲー仲間にも心の奥は見せず「どこか他人の気を引きたがっていたが…」

章平容疑者は「スーパーカブ」に乗り、銃を背負ってサバイバルゲーム場まで来ていたため、あだ名は「カブ」だったという

 

「取調べには素直に応じており、和美容疑者は、鷲野さん殺害については『私が提案した』と話しているようです」(捜査関係者)

 

 都内の私立高校3年の鷲野花夏さん(当時18)の遺体が、山梨県の山中で発見された事件で、群馬県渋川市の小森章平容疑者(27)と妻の和美容疑者(28)が、死体遺棄容疑で逮捕された。章平容疑者と鷲野さんがSNSを通じて知り合ったのは、約2年前とみられる。

 

 

「2人ともアニメ好きで話が合ったようです。実際に会ったのは2回ほどとみられ、SNSでも、2人の関係が深かったことを示すやり取りは見つかっていません」(同前)

 

 事件直前まで、地元である三重県に住んでいた章平容疑者が、和美容疑者と群馬に引っ越したのは7月22日のこと。彼が溶接工として勤めていた会社の社員が語る。

 

「7月26日、彼は急に退職願を郵送で送ってきたのです。それまで勤務態度は問題なかったのに、その日から連絡が取れなくなり、群馬県に引っ越していたのも、今回の報道で知りました。それから1カ月、まさか殺人事件の容疑者になるなんて……」

 

 これまで「職業不詳」「無断欠勤が多い」とも報じられたが、事実ではないという。SNSを通じて知り合った女子高生を、結果として殺害することになってしまった章平容疑者。彼がネットで交流を求めたのは、今回の事件だけではなかった……。章平容疑者が一時期趣味にしていたのが、サバイバルゲームだ。彼が通っていた三重県のサバイバルゲーム場のオーナーは、当時の様子をこう振り返る。

 

「彼のことはよく覚えていますよ。5年前、彼は初めてここに来たのですが、SNSで知り合った友人に連れて来られてのことでした。小森くんは人見知りであまりしゃべらない、おとなしい性格。2回め以降は一人で来ていましたが、特に誰かと親しくなった様子はありませんでしたね。当時、彼にはどこか人恋しそうな印象がありました」

 

 オーナーは彼について印象深いエピソードがあるという。

 

「彼、相当な偏食家だったんですよ。焼き肉の食べ放題に誘ったことがあったのですが、普通は肉を頼むじゃないですか。でも、彼はいきなり杏仁豆腐だけ20個ほど頼んだのです。別の店舗では、そのことが原因で出入り禁止になったと自分で話していましたね」

 

 さらに章平容疑者には、偏食以外にも目につく挙動があったという。

 

「彼には虚言癖がありましたね。あるとき『サバイバルゲーム用の銃を全部泥棒に盗まれた。でも、自分で全部買い戻しました』などと言っていたことがありました。でもあれは間違いなく、もともと持っていたものを使い続けているだけでしたよ。他人の気を引きたいと思って言ったのではないでしょうか」

 

 だが、章平容疑者のことは “奥手ないいヤツ” と思っていたといい、事件については驚きを隠せない様子だ。

 

「報道で知ったときは信じられませんでした。彼は虫も殺せないような男ですよ。今回の事件も、妻と出会わなければ起こらなかったと思います。あのままウチでサバイバルゲームを続けていてくれれば……。プレーを通じてサバイバルゲーム仲間たちと関わりを持っていれば、こんな事件を起こさなかったのではないかと悔やまれて……」

 

 どこか人恋しさを漂わせていた章平容疑者の心の隙間にハマったのが、妻・和美容疑者だったのか。

 

(週刊FLASH 2021年9月21日号)

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