社会・政治社会・政治

刑務所から出所したDV男、20歳の彼女を窓からぶら下げ懲役13年

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.10.06 06:00 最終更新日:2022.12.07 16:43

刑務所から出所したDV男、20歳の彼女を窓からぶら下げ懲役13年

DVを働いたローリー・ファラル容疑者

 

 卑劣なDV男は、なんの根拠もなく女性を疑い、心と体を追いつめた。

 

 9月30日、英バーミンガム刑事法院はローリー・ファラル容疑者(30)を懲役13年で投獄したと発表した。容疑は「傷害」だ。ファラル容疑者は、昨年の2月からおよそ3カ月にわたり、交際相手の女性に暴行を加え続けた。

 

 

 当時、容疑者は別の傷害事件の刑期を終え、刑務所から出所したばかり。だが、自由の身となってすぐに本性が蘇った。自分が服役中に、交際相手の女性(20)が別の男たちと関係をもったと根拠なく言い始めたのだ。

 

 出所からわずか数日後、いらだちが抑えられない容疑者は、ガラスの瓶を女性の頭部に投げつけた。

 

 その行動は次第にエスカレートし、あるときは、女性の足首を持って家の2階の窓から全身をぶら下げ、「じゃあな!」と連呼したこともある。さらに、お構いなしに暴言を吐き、女性のスマホやSNSをチェックした。

 

 ファラル容疑者の残忍ぶりが明らかになったのは、昨年5月のことだ。両目に大きなアザをつくって泣いている女性を見つけ、住民が通報。女性は救急隊によって保護され、ファラル容疑者はその日のうちに逮捕された。

 

 女性の体には、いたるところに絆創膏が貼られており、血が滲んでいた。体には9つほどの切り傷があり、容疑者の粘着ぶりが伺えた。

 

 警察は、今回の事件について「ファラル容疑者は、自身の刑期中に被害女性が不貞を働いたと思い込み、暴力をふるい始めた。きわめて過酷な状況だったと思われます」とコメントしている。

 

 事件当時、イギリスではコロナ禍によるロックダウンが実施されていた。このことから、コロナ禍とDVを結びつけて報じるメディアも多い。実際にイギリスでは、パンデミック以降、DVの相談件数が6%増えたとの統計もある。

 

 ネット上には

 

《こいつを2度と刑務所から出すな》
《13年後に男が出所してくると考えたら、女の子は怖いだろうな……》

 

 などのコメントが並んだ。

 

 再び刑務所に戻ったDV男。13年間後、どこまで更生しているだろうか。

 

写真:ウェスト・ミッドランズ警察

もっと見る

今、あなたにおすすめの記事

社会・政治一覧をもっと見る