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岸田首相、筆跡鑑定したら…「風通しはいいけどダダ漏れも」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.10.07 18:30 最終更新日:2021.10.07 18:38

岸田首相、筆跡鑑定したら…「風通しはいいけどダダ漏れも」

 

 10月4日、岸田文雄内閣が発足した。共同通信社が実施した世論調査では支持率55%で、国民の評価はまちまちだ。

 

 岸田氏は長く外務大臣を務めてきたが、これまでの実績や人柄は、いまひとつ伝わってこない。そこで今回、「筆跡鑑定」により、岸田氏の心のうちを覗いてみることにした。使用したのは、10月4日の首相指名選挙で、岸田氏が投票用紙に記入した自身の名前だ。

 

 

 マジックペンで勢いよく書かれた文字からは、岸田氏の性格が見えてくる。鑑定した日本筆跡鑑定人協会の根本みきこ氏は、「自分の信念を実現させるため、多くの人に協力を仰ぐリーダー」と語る。

 

「まず、『雄』の文字を見てください。偏とつくりの間隔が狭いのは、職人気質の証です。間隔が広い人は、外からの情報をたくさん手に入れる社交家タイプですが、岸田さんの『雄』の字は狭いでしょう。この狭さに、職人のように自分の信念を曲げない強さが現れています。

 

 ほかの文字を見ると、線と線が離れる傾向が強いです。

 

『文』は、学校ではくっつけて書くように教わります。『田』も、左上と下の部分がすごく開いていて、これだけ見るとなんの字なのかよくわからない書き方です。『雄』のつくりの “ふるとり” (隹)も、全部離れています。

 

 これは窮屈な状態を避け、風通しのいいところを好む傾向が強いと判断できます。しかし、窮屈じゃないぶん、下から漏れているというか、ザーッと流れていくイメージになります。

 

 つまり、細部に関しては取りこぼしがあるということです。ざっくり大筋だけ通ってればいいよね、というところがあるのでしょう。

 

 ですが、もう64歳で、自身の得手不得手はよく理解しているはずです。そこで、取りこぼしたものは、全部自分で取り返そうとせず、周囲の人たちに『頼むよ』と任せられる度量があると読みました。

 

 別の言い方をすると、視野が広く、周囲の思惑を考慮できるといえます。視野が広いのは、文字に多くの空間があるからです。漢字がきっちり閉じられていると、決まりやルールのなかで動こうとする。しかし開いているから、ルールに縛られない側面が見えてきます」

 

 岸田氏は「全員野球」をキーワードにしており、お互いに助け合う姿勢は、まさに鑑定と一致している。さらに根本氏は「情に流されず直感的・本能的に決断する」という側面も見出した。

 

「たとえば『文』という字は、ふつうは右ばらいですが、岸田さんは最後を止めている。これは『情に流されない』という意味があります。

 

 なので、視野を広く持って周囲の思惑を考慮するけれど、周囲から相反する意見がいっぱい出てきたら、そこはもう情に流されないわけです」

 

 直感的かつ本能的なのは、名前全体が真っ直ぐに書かれていないことが根拠という。

 

「自然界に真っ直ぐという線はないと言われます。人間も動物なので、本来真っ直ぐに書くのは難しい。つまり、名前を真っ直ぐ書ける人は、ものすごく自分を律しているのですが、岸田さんのように “うねり” をもつ人は、動物がもつ本能とか直感とか、体の感覚で動く人が多いです」

 

 岸田氏が掲げる「全員野球」は、その筆跡からも理解できる。信念を貫くリーダーの姿を、ぜひ行動で示してほしい。

 

写真・時事通信

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