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佳子さま 日本のジェンダー指数に「大変残念」と…ご発言からにじむ「女性天皇」「女性宮家」への積極姿勢
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2021.10.15 17:50 最終更新日:2021.10.15 17:51
「この現状はとても残念です」
10月10日、佳子さまは「国際ガールズメッセ」の式典に宮邸からオンラインで参加され、ビデオメッセージを寄せられた。冒頭の言葉は、世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数で、日本が156カ国中120位にとどまったことを受けた佳子さまのご発言だ。さらに佳子さまは、
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「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、それがあたりまえの社会になることを切に願います」
と、述べられた。日本のジェンダーギャップの現状を深く憂う佳子さまの発言に「驚きました」と語るのは、神道学者で皇室研究家の高森明勅(あきのり)氏だ。
「今回の式典は、ガールスカウト運動100周年を祝うためのもの。この種のものは、月並みなメッセージでお茶を濁すこともできたはず。その点、ここまで踏み込んだ発言をされるということは、佳子殿下ご自身のお気持ちが強く反映されているということでしょう。
もちろん、メッセージの中身は、誰からも非難されるようなものではありません。ジェンダーギャップ指数の扱い方についてはともかく、男女平等は普遍的な価値観であって、日本国憲法の理念とも合致しています。まさに国民統合の象徴である、天皇のご近親にふさわしいメッセージです」
だが、今このタイミングでお話されたということから、より深い意味を察することができるという。
「一つめは、女性天皇、女性宮家の問題です。現在は、菅内閣が取り組んできた皇位の安定継承をめぐる有識者の議論の積み重ねをふまえ、衆院選後に本格的に決まってゆくという時期です。
皇位の安定継承で問われていることの一つは、皇室における女性の位置づけです。これまでの明治の皇室典範、昭和の皇室典範では、女性天皇、女性宮家の存在は排除されてきました。つまり、ジェンダー平等が達成されていなかったのです。そのことが皇位の安定継承を妨げています。
私は、佳子殿下が女性天皇、女性宮家について前向きな姿勢であることを示唆されているのだと思います。直接、皇室典範の改正について言及してしまうと、それは“政治”になってしまう。だから、このような一般的な表現に託されたのだと思います」
そしてもう一つは、小室圭さんとの結婚を控えた眞子さまに関することだ。
「佳子殿下は、2019年3月のICU卒業時に『私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています』と述べておられます。今回のご発言は、お相手の小室圭さんが世間からの猛バッシングを浴びるなか、ようやくご結婚というゴールが見えた段階でのご発言です。“人生の選択肢”を自らお選びになった眞子さまへ、エールを送られているということでしょう。
そして、女性宮家とは正反対になりますが、ご自身も皇族の身分を離れ、一国民として幅広い人生の選択肢を持ちたいという、佳子殿下のお気持ちの表れとも読めます。これは要するに、女性宮家が認められているわけではなく、かといって民間に下るにしても自由に結婚相手を選ぶことができないという現状に、強い拒否感、拒絶感をお持ちだということでしょう。よく練り上げられたメッセージです」
佳子さまの願いが結実する日はやってくるのだろうか。
写真・JMPA